南海電鉄9000系


前面デザインは8200系から随分と印象が変わった。
(写真:南海本線 浜寺公園駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1985(昭和60)年
運行区間:南海本線、空港線、和歌山港線

●高野線用の8200系を本線用にアレンジ

 旧1000系の廃車に伴う車両不足を補うために登場した南海本線系統の通勤型車両。この車両が登場するまでステンレス車両は高野線系統には数多く在籍していたのに対し、南海本線系統では鋼製車が多く存在しており南海本線系統では9000系が初のステンレス車となった。

 ベースとなった8200系と同じく界磁チョッパ制御であるが、前面のデザインが変更され内装も座席に木目の仕切り板が設置されるなど相違点も多い。

 2019(平成31)年からリニューアル車が登場。制御機器のIGBT-VVVFインバータ制御化、種別・行先表示器のフルカラーLED化、リビングを思わせる和やかなイメージの木目調の床材へ更新、ブラックとグレーで一人分ずつ色分けされた座席モケットへ交換、4ヶ国語対応のLCDディスプレイ設置などが行われている。4月25日から運転を開始した第1弾(9501編成)は「NANKAI マイトレイン」として約1年間、オレンジ帯のラインカラーに変更されている。

●NANKAI マイトレイン


濃淡2色のオレンジ帯を巻いている。
(写真:南海本線 天下茶屋駅/撮影:鐵)

●車内の様子


非リニューアル車の車内。
(撮影:鐵)

●細部


種別・行先表示器
(撮影:鐵)

(撮影:鐵)

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