近江鉄道ED31形


前面のデザインが特徴的なED31。
(写真:彦根車庫/撮影:KIX様)

●基本データ

デビュー年:1923(大正12)年/近江鉄道デビュー年:1960(昭和35)年
元運行区間:多賀線

●晩年は近江鉄道の保線で活躍

 伊那電気鉄道(現、JR飯田線)が、車体を石川島造船所、電気機器を芝浦製作所で製造させた40t凸機。
 登場時はデキ1〜デキ6を名乗っていたが、同鉄道が国有化されるとED31に改番。その後、西武鉄道、近江鉄道、上信電鉄に譲渡され、さらに西武鉄道譲渡分は、さらに近江鉄道に譲渡された。
 元々は貨物輸送に従事していたが、後にレールの運搬や保線などで活躍。車籍がないものも含め4両が長らく残存していたが、2017(平成29)年に3両が解体。ED31 4が、クラウドファウンディングによって2019(令和元)年12月から近江酒造敷地内で保存されている。

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