形式ガイド【大井川鐵道井川線用車両】
   Oigawa Railway Cars of Ikawa Line

▼DB1形  1936(昭和11)年、当時の大井川電力の専用線時代に製造された機械式ディーゼル機関車。エンジンはブダ製のガソリンエンジン(64PS)。専用線時代は資材輸送を、大井川鐵道に転換後は旅客列車を牽引していた。2009(平成21)年からは川根両国車両区の入換機として使用されている。 DB1〜
(DB1 井川線 川根両国駅/撮影:ロクマルサン)

▼スハフ1形  1953(昭和28)年、中部電力の専用線時代に帝國車輛で5両製造され、作業員の輸送に使用された。オープンデッキの客車で、車内はロングシート。 スハフ3〜
(スハフ6 井川線 川根両国駅/撮影:ロクマルサン)
車号は、スロフ1形からの続番となっているため3から始まる。

▼スロニ200形  中部電力の専用線が井川線に変わってから初めて製造された客車。日本車輌にてcトキ200形を改造して製造された。車両の一部が荷物室になっており、座席はロングシート、窓はバス窓。 スロニ201〜
(スロニ201 井川線 千頭駅/撮影:ロクマルサン)
右側のステンレスの扉の部分が荷物室。

▼スロフ300形  井川線の輸送力増強のために1962(昭和37)年から製造された。台車はcトキ200形のものを流用している。車内はクロスシート。 スロフ301〜
(スロフ301 井川線 千頭駅/撮影:ロクマルサン)
日本車輌で製造された車両。窓はバス窓。

▼スハフ500形  1972(昭和47)年にcトキ200形を改造して製造された客車。登場当初は、窓ガラスのない吹きさらし状態だったが、後に窓ガラスを取り付け通常の客車と同じレベルになった。車内はロングシートになっている。 スハフ501〜
(スハフ501 井川線 千頭駅/撮影:ロクマルサン)

▼クハ600形  井川線では上りでも下りでも機関車が常に千頭寄りに連結されるため、井川寄りの制御車が必要になり、1990(平成2)年に製造された制御客車。車内はクロスシート。 クハ601
(クハ601 井川線 千頭駅/撮影:ロクマルサン)
スロフ310からの改造車。



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