大阪市交通局30系


30系のうち、セミステンレス車体の車両。
(写真:谷町線 大日駅/撮影:うめ吉)

●基本データ

デビュー年:1967(昭和42)年
元運行区間:御堂筋線、四つ橋線、中央線、千日前線、谷町線

●大阪市営地下鉄の旧標準車両

 大阪万博の開催を控え、地下鉄路線の整備に伴う車両数の増強と在来の旧型車両一掃を目的に開発された車両。
 2号線(現、谷町線)と4号線(現、中央線)に投入された7000・8000形をベースに設計されたもので(一部は7000形・8000形からの編入車両もあり)、T車の導入や固定編成化、アルミ車体やステンレス車体による車体の徹底した軽量化、車体無塗装によるメンテナンスフリー、18m級にして4扉車など、その後の大阪市営地下鉄の車両に大きな影響を与えている。

 30系は千里丘陵で開催される万博会場へのアクセス路線となる1号線(現、御堂筋線)に投入されるなど、第三軌条集電の各線へ投入されていき、最終的に363両が製造されたが、新20系の投入などによって次々と引退し、谷町線で最後の活躍を続けていたが、2013(平成25)年10月6日の「さよなら運転」を以って、運用を終了した。

●バリエーション


こちらはアルミ車体の車両
(撮影:うめ吉)

緑木車両管理事務所で静態保存されている3008号車。製造当時の姿に復元されている。
(撮影:鐵)

緑木車両管理事務所で静態保存されている3062号車。四つ橋線で活躍した。
(撮影:鐵)

●車内の様子


谷町線の30系車内。
(撮影:うめ吉)

緑木車両管理事務所で静態保存されている3008号車の車内。
(撮影:鐵)

(撮影:うめ吉)

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