東京都交通局12−600形


2本しか存在しない1次車(第61編成・第62編成)。
(写真:大江戸線 中井駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:2011(平成23)年 ※営業運転開始は翌年
運行区間:大江戸線

●様々なバリエーションが存在する新たな大江戸線の主力

 鉄輪式リニアモーター駆動方式を採用した大江戸線(当初路線名は都営12号線)用の車両。元々はホームドア設置に伴う駅停車時分の増加に対応するため、増発用に8両編成×2本=16両が導入されたもの。2012(平成24)年2月23日から営業運転を開始した。

 12-000形4次車をベースに設計され、前面形状の傾斜をなくしている。さらに前面と側面帯に大江戸線の「マゼンタ」をアレンジした「ぶどう酒色」「いちご色」をベースに白色のラインを入れている。また、車内は白色でまとめた内装に「ファインレッド」色の座席モケットを採用。車内案内表示は12−000形同様のLED文字表示方式を千鳥配置に設置。制御装置は、IGBT素子VVVFインバータ制御を採用している。

 2015(平成27)年からは12−000形1・2次車を中心とした初期車を置き換えるために、2次車として8両編成×6本=48両が登場。下部のスカートと連結器部の形状を変更したほか、行先表示にフルカラーLEDを採用。また、側窓横の戸袋部に「ぶどう酒色」「いちご色」とのラインカラーを配している。

 車内は化粧板の表面仕上げを光沢仕上げとしたほか、つり革を増設。車内案内表示器を横長液晶表示器に変更したほか、ドア横の左側に17インチ液晶表示器(愛称・チカッ都ビジョン)を設置している。さらに、袖仕切りに籠目の江戸小紋柄を配している。

 2018(平成30)年からは輸送力増強のために3次車の導入されている。デザインが変更され、先頭車前頭部にマゼンタ色を大きく配したほか、車体側面の戸袋部にもマゼンタ色を配色している。車内は妻面壁へアイボリー色を採用したほか、袖仕切、連結面貫通扉には強化ガラス入りを採用。また、江戸小紋柄を袖仕切ガラス、連結面貫通扉、座席表地に配している。さらに、防犯カメラやベビーカーなどに配慮した「フリースペース」を設置した。

 システム面ではハイブリッドSiC素子を用いたVVVFインバータ制御を採用している。

 2022(令和4)年からは3次車の仕様を若干変更しており、外観では側面の黒帯が追加されたほか、車内はドアチャイムの音色変更と誘導音の追加が行われている。

 製造メーカーは1次車、3次車が川崎重工業(川崎車両)、2次車が日本車輌製造である。

●バリエーション


行先表示がフルカラーLED化された1次車(第61編成・第62編成)。
(写真:大江戸線 六本木駅/撮影:裏辺金好)

ラインカラーが戸袋窓横へ移動した2次車(第63編成〜第68編成)。
(写真:大江戸線 清澄白河駅/撮影:裏辺金好)

3次車(第69編成〜第79編成)のデザインは大幅に変更。
(写真:大江戸線 中野坂上駅/撮影:裏辺金好)

3次車(第80編成〜)のデザイン。戸袋窓横の側面に黒帯が追加されている。
(写真:東海道本線 元町駅 ※甲種輸送/撮影:ひょん君)

●車内の様子


3次車の車内。
(撮影:裏辺金好)

2次車から設置されている「チカッ都ビジョン」と横長の車内案内液晶表示器。
(撮影:裏辺金好)

↑ PAGE TOP