東急電鉄1000系


(写真:東急池上線 旗の台駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運用区間

デビュー年:1988(昭和63)年
運行区間:池上線、東急多摩川線、上田電鉄別所線、伊賀鉄道線、一畑電車
元・運行区間:東横線、地下鉄日比谷線、目蒲線(→現:目黒線区間。目黒〜多摩川園間)

●3扉が特徴的な車両

 東横線−地下鉄日比谷線直通車両及び目蒲線(現在の多摩川線)、池上線の老朽車置き換えに登場した東急電鉄の通勤型電車。上記路線は、車幅制限や輸送実態から一回り小さい電車が使用されている為に、3扉ロングシートとなった。また、車体や運転性能については乗り入れ協定に基づいており、日比谷線直通用については電動車割合が多くなっている。制御装置はGTO素子使用のVVVFインバータ制御としたが、制御装置を少なくし、コスト削減を図っている。

 なお、東急東横線〜東京メトロ日比谷線運用については、2013(平成25)年3月16日改正で終了している。運用を外れた車両の一部は1000系1500番台に改造の上で、池上線、東急多摩川線に投入。行先表示器のLED化や制御装置の更新の他、7000系に準じた配色や内装に改められている。

 一方で、後継車両の(新)7000系投入によって捻出された多摩川線・池上線の車両の一部を、2008(平成20)年より東急電鉄グループ会社の上田電鉄へ譲渡している。また、伊賀鉄道でも2009(平成21)年より東急1000系を購入し、200系として導入開始。2011(平成23)年度までに全車両を200系で統一した。

 続いて一畑電車も2014(平成26)年から導入を開始し、最初の2編成が2015(平成27)年2月8日から運転を開始している。さらに、福島交通では2017(平成29)年4月1日から運用を開始。こちらは2019(平成31)年までに2両編成×4本、3両編成×2本が導入されている。

●バリエーション


東横線・地下鉄日比谷線直通運用時代の1000系。8両編成で運用された。
(写真:東横線 多摩川駅/撮影:デューク)

貫通扉が真ん中にある車両も少数存在。
(写真:池上線 旗の台駅/撮影:裏辺金好)

7000系に準じたリニューアルが施された1500番台。
(写真:池上線 蒲田駅/撮影:裏辺金好)

2016年3月28日から運行を開始した1017F「きになる電車」。旧3000系をイメージし、昭和41年まで使用していたツートンカラーを再現したもの。
(写真:池上線 蒲田駅/撮影:裏辺金好)

2019年11月25日から運行を開始した1013F「緑の電車」。こちらは1989(平成元)年に引退するまでの旧3000系をイメージした緑一色のラッピング。
(写真:池上線 蒲田駅/撮影:裏辺金好)

「きになる電車」車内。電球色のLEDと、木目調の壁、落ち着いた色彩の座席が特徴。吊り手は輪とスリーブの部分を職人が木製で1つずつ仕上げたもの。
(撮影:裏辺金好)

●上田電鉄譲渡車両


東急7000系に代わる主力車両として、同じく東急1000系を導入した福島交通。中間電動車の先頭車化改造で、非貫通の運転台が新設されている。
(写真:飯坂線 福島駅/撮影:裏辺金好)

●上田電鉄譲渡車両


2両編成となったが、現在は東急時代と変わらぬカラーリングの上田電鉄1000系。
(写真:別所線 下之郷駅/撮影:裏辺金好)

1002編成は「自然と友だち1号」ラッピング車両。
(写真:別所線 下之郷駅/撮影:裏辺金好)

1003編成は「自然と友だち2号」ラッピング車両。
(写真:別所線 下之郷駅/撮影:裏辺金好)

1004編成は「まるまどりーむ号Mimaki」ラッピング車両。
(写真:別所線 下之郷〜中塩田/撮影:裏辺金好)

先頭車化改造した編成は6000系を名乗る。戦国武将である真田幸村の赤備えをイメージし、真田家家紋の「六文銭」をアクセントにした、「さなだどりーむ号」。
(写真:別所線 下之郷〜中塩田/撮影:リン)

●伊賀鉄道譲渡車両


東急1000系の導入が進む伊賀鉄道。201Fは松本零士さんデザインの「忍者列車」として登場。
(写真:伊賀線 伊賀上野駅/撮影:裏辺金好)


202Fは、ピンク色の忍者列車。
(写真:伊賀線 上野市/撮影:ネオン)

204Fは「ふくにん列車」。
(写真:伊賀線 上野市/撮影:ネオン)

●一畑電車譲渡車両


先頭車化改造によって2両1編成に。1001編成、1002編成の塗装はデハニ50形をイメージしたオレンジに白帯のカラーのラッピング。
(写真:北松江線 湖遊館新駅/撮影:リン)

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