とさでん交通


●解説

 1903(明治36)年に土佐電気鉄道として設立。翌年に本町線(堀詰〜乗出=現グランド通)、潮江線(梅ノ辻〜桟橋=現桟橋通五丁目)が開業。その後も順調に路線の延長を続け、1974(昭和49)年に安芸線を廃止したものの、現在でも伊野線、後免線、桟橋線の3つの路線を運営し、総延長は25.3kmを誇る。

 しかしながら、近年の経営は厳しい状態が続いており、車両の更新も満足に進んでいない。1990(平成2)年からは外国の路面電車の運行を開始し、大きな注目を集めたが、これも最近では稼働率が低い。その一方、毎月第一日曜日を「電車全線100円の日」としたり(08年4月〜09年1月まで)高知県交通と共同でICカード「ですか」の導入を行うなど、利用率の向上に向けて様々な施策を打ち出した。

 さらに、2014(平成26)年10月1日より、高知県交通と、子会社の土佐電ドリームサービスと事業統合。「とさでん交通」へ再編され、新たなスタートを切ることになった。なお、高知県の50%、高知市の35%を筆頭に沿線自治体が株式を全て保有しており、事実上の公企業となっている。

●車両一覧



▲7形
▲100形
▲198形

▲200形 ▲320形
▲590形

▲600形
▲700形 ▲800形


▲910形
▲1000形
▲2000形

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