和歌山電鐵2270系「おもちゃ電車」


見ても楽しい、乗っても楽しい「おもちゃ電車」。「いちご電車」同様、水戸岡鋭治氏がデザイン。
(写真:貴志川線 伊太祁曽駅/撮影:ネオン)

●基本データ

デビュー年:2007(平成19)年

●赤い彗星も驚きの「おもちゃ電車」!

 2007(平成19)年7月29日より運行を開始した「おもちゃ電車」。

 同社によると日本初はもちろん、世界初の「おもちゃ電車」。海南市の企業「T.Jホールディングカンパニー」の谷口社長の発案と寄附によって当初は「ガンダム電車」が考えられたが、それよりも「おもちゃ」全般をテーマとした方が面白いということになり、いちご電車同様、水戸岡鋭治氏のデザインによって誕生した。

 注目すべきはカプセル入りおもちゃの自動販売機を10台設置したほか、おもちゃを展示できるショーウインドーの設置、木をふんだんに使った室内、ベビーサークルの設置など。ショーウインドーには当初案の名残か、運行開始時点ではガンプラを多数設置していたが、のちに鉄道コレクションやBトレインショーティーなどの鉄道模型がメインとなっている。

 2021(令和3)年9月5日に運転を終了し、「たま電車ミュージアム号」に改装された。

●ギャラリー


T.J社が2008年に倒産したことから、のちに同社のロゴが消えている。
(写真:貴志川線 和歌山駅/撮影:裏辺金好)

貴志方先頭車の車内。
(写真:貴志川線 和歌山駅/撮影:裏辺金好)

和歌山方先頭車の車内。
(写真:貴志川線 和歌山駅/撮影:裏辺金好)

当初はガンプラを中心とした展示。
(撮影:ネオン)

萌え系も欠かさず配備。なお、その下には倒すと莫大な経験値が入りそうなものがいますが、厳重に保管(ガード)されていますのでダメージを与えられません(笑)
(撮影:ネオン)

2016年7月現在は、和歌山方先頭車では鉄道模型を中心とした展示。
(撮影:裏辺金好)

2016年7月現在、貴志方先頭車の展示は雑多な状態?ケロロ軍曹を除けば、レトロな作品が多い感じです。
(撮影:裏辺金好)

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