ゆりかもめ7000系・7200系


1次車・2次車は、レインボーカラーをブロック状に小さく配置したのがアクセントとなっている。
(写真:東京臨海新交通臨海線 台場駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1995(平成7)年
運行区間:東京臨海新交通臨海線(※社名変更後も、この名称が正式な路線名称)

●開業時に投入された主力車両

 6両固定編成の新交通システム用車両。
 早朝深夜を除き、基本的に全自動無人運転であり、前面展望を座って楽しめるのも特徴である。

 仕様を変えながら導入が進められており、1次車が1〜13編成(平成7年導入)、2次車が14〜15編成(平成9年導入)、3次車が16〜18編成(平成10年導入)、4次車が21〜23編成(平成11年導入)、5次車が24〜26編成(平成13年導入)、6次車が27・28編成(平成17年導入)である。前面の番号で容易に区別が可能である。  これらは、主に以下の点で仕様が異なっている。

【車内の座席】
 1次車・2次車はクロスシート。3次車以降はセミクロスシートで、6次車はロングシートの割合を増加。

【制御方式】
 1次車〜3次車がサイリスタ位相制御、4次車以降はVVVFインバータを用いたCI制御。制御方式が変更されたため、4次車以降は7200系と区分しており、編成番号も20番代へ。

【乗降扉】
 1次車・2次車はプラグドア方式。3次車以降は外吊り引き戸方式

【側方案内操向方式】
 1次車〜3次車・4次車の21編成が2軸4輪ステアリング式、他は4案内輪式車軸ボギー式。 また、これらの車両の間で外観を大きくイメージチェンジしたものは無いが、前面塗装の虹の描き方が1・2次車、3・4次車、5・6次車の3パターンが存在するほか、6次車は窓部分の黒塗装を廃してステンレス無地となっている。

 なお、2014(平成26)年に営業運転を開始した7300系によって置き換えが進められ、2006(平成18)年に7000系が全て引退。さらに、7200系も2018(平成30)年に登場した7500系により置き換えが進められ、2020(令和2)年10月14日に全車両が引退した。

●バリエーション


3次車・4次車は斜めにレインボーカラーを描いている。
(写真:東京臨海新交通臨海線 船の科学館駅/撮影:裏辺金好)

5・6次車は左右にかけてグラデーションで虹を描いている。また、写真の6次車は運転台周りと側面の黒塗装を省略。
(写真:東京臨海新交通臨海線 汐留駅/撮影:裏辺金好)

●車内の様子


2005年(平成17年)に導入された6次車、第28編成の車内。豊洲方向に向かって左側をクロスシート、右側をロングシートに統一したのが特徴。座席モケットは青紫色系。
(撮影:裏辺金好)

第28編成の運転席周辺。
(撮影:裏辺金好)

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