特急 たんば 運転区間:京都〜東舞鶴
 1996(平成8)年に山陰本線園部〜綾部間の電化が完成した。これを期に京都口で運転されていた特急「あさしお」と急行「丹後」の運用形態が抜本的に見直され、両列車とも行先がまちまちであったものを、全列車特急とした上で、行先別に愛称をまとめることになった。


 従来、朝夕の通勤時間帯に運転されていた京都〜福知山間の急行「丹後」に関しては性格はそのままに「たんば」となった。当初は通勤時間帯のみの運転であり、イマイチ影の薄い存在であり、多客期には天橋立まで延長の上「はしだて」として運転されるなど、時刻表上も列車の運転を確認するのが大変な列車であった。


 この「たんば」の運転が見直されることになったのは、「しらさぎ」 で使用されていた485系中間先頭車の転属であった。これによって綾部から舞鶴方面へ向かってしまう「まいづる」と福知山方面の列車を併結させることが可能となり、この併結相手のメインとして「たんば」に白羽の矢が立てられた。


 その後は大きな変化は無く推移していたが、2011(平成23)年3月のダイヤ改正で「きのさき」に統合されることになり、愛称が消滅することになった。

(上写真:山陰本線 円町駅/撮影:裏辺金好)


(写真:山陰本線 福知山駅/撮影:裏辺金好)

(写真:山陰本線 福知山駅/撮影:裏辺金好)

(写真:山陰本線 福知山駅/撮影:裏辺金好)

(写真:山陰本線 福知山駅/撮影:裏辺金好)

(写真:山陰本線 綾部〜山家/撮影:裏辺金好)

(写真:山陰本線 下山〜和知/撮影:裏辺金好)

(写真:山陰本線 京都駅/撮影:裏辺金好)