特急 とき 運転区間:上野〜新潟
 1962(昭和37)年に161系(のち181系)で運転を開始した特急「とき」は、長らく同系列が使用されてきましたが、上越新幹線開業を数年後に控えた頃から、老朽化もあって故障が頻発。寒冷地での使用に耐えにくい状況になっていました。そのため新幹線開業後の転属を考慮した結果、房総半島で実績のあった183系を改良した車両を投入することが決定。ここに、183系1000番台が誕生し、1974(昭和49)年12月28日から運転を開始。1978(昭和53)年には全14往復中、11往復が183系での運転となり、146両が投入されていました。
 そして1982(昭和57)年11月15日改正で、上越新幹線が大宮まで暫定開業。特急「とき」は新幹線へ発展解消し、183系は「あずさ」「あさま」や、房総特急用に散らばっていきました。なお、JR発足後に何度かリバイバル運転が行われています。
(上写真:東北本線 上野駅/撮影:daikiti)

特急「白山」との並び。
(写真:高崎線 上野駅/撮影:KIX様 禁転載)

特急「あさま」との並び。
(写真:高崎線 上野駅/撮影:KIX様 禁転載)

(写真:上越線 水上〜上牧/撮影:1980年代国鉄撮影日記 禁転載)

上越線が特急「とき」で賑わっていた頃から久しい。
(写真:上越線 水上〜上牧/撮影:1980年代国鉄撮影日記 禁転載)

まれに183系0番台が運用されることもあったようだ。
(写真:上越線 水上〜上牧/撮影:1980年代国鉄撮影日記 禁転載)

旅情を誘う新潟駅のホーム。
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:1980年代国鉄撮影日記 禁転載)

特急「とき」方向幕。
(写真:高崎線 上野駅/撮影:KIX様 禁転載)