特急 はくたか

2007年9月にリバイバル運転された、489系「はくたか」。
(写真:高崎線 北本駅/撮影:裏辺金好)
●485系(489系)としての運転年&運転区間
運転年:1969(昭和44)年10月1日〜1982(昭和57)年11月15日
     1997(平成9)年3月22日〜2005(平成17)年2月28日
運転区間:上野〜金沢 → 越後湯沢〜金沢

●列車の解説
 特急「はくたか」は1965(昭和40)年10月改正で特急「白鳥」上野行きを分離し登場した列車で、当時はキハ80系を使用。信越本線と高崎線などを経由して上野と金沢を結んでいた。そして、北陸本線糸魚川〜直江津電化に伴い、1969(昭和44)年10月改正で485系での運転を開始し、上越線経由となった。
 
 長らく1往復での運転だったが、1979(昭和54)年4月20日より2往復に増強。しかし、上越新幹線開業に伴い廃止となり、愛称はそのまま消えるかに思えた。

 ところが1997(平成9)年3月改正で北越急行が開業したのに伴い、特急「かがやき」(金沢〜長岡)に代わって越後湯沢駅で上越新幹線に接続し、北越急行を経由して金沢に向かう特急の愛称に「はくたか」の名前が起用。当初はJR西日本と北越急行の681系を基本に、JR東日本とJR西日本がそれぞれ専用の485系で補完する形で運用。これに加え、JR西日本の489系ボンネット編成が多客期を中心に臨時で運用された。

 しかし、運用は次第に681系、そして683系へ統一されるようになり、JR西日本の485系は2002(平成14)年3月23日改正で運用を離脱。さらにJR東日本の485系は2005(平成17)年3月1日改正で運用から離脱した。

 その後もJR西日本の489系が681系の故障などによる代走で運用に就いていたが、2011(平成23)年に489系が実質的に引退して以降は、運用実績はない。

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▲JR西日本489系国鉄色