特急 みどり

▼DATA
J.N.R/J.R. Limited Express
"Midori"
 1973.4.25〜1976.7.1〜2000.3.10


▼運転区間
 新大阪〜大分・宮崎
     →博多〜佐世保

*1961〜1973年まではキハ80系による運転。

←ボンネット型を先頭にした「みどり」。4両編成だが、後ろに「かもめ」を従えることによって、8両編成に。
(写真:鹿児島本線 博多駅/撮影:もこてん様)
 特急みどり は、愛称名自体は1961(昭和36)年12月に、キハ80系特急「かもめ」の予備車を使って「みどり」が大阪〜博多に運転を開始されたのが最初。のち運転区間多少の変更を経て、1967年10月改正から新大阪〜大分の列車に。そして1973(昭和49)年4月改正で485系が投入され、2往復のうち1往復が宮崎に延長された。
 1975(昭和50)年3月改正で山陽新幹線が博多まで開業するといったん廃止され、翌年7月に長崎本線・佐世保線電化を受けて485系による、博多〜佐世保行きの特急として再登場。多くの列車は「かもめ」と博多〜肥前山口間で併結運転を行っている。
 JR化後、「かもめ」に次いで「MIDORI EXPRESS」として赤一色の「みどり」に塗装変更&リニューアル。「赤みどり」という奇妙な姿となった。さらに特急「ハウステンボス」が新設されると、「かもめ」も含めて併結運転が開始され、最大13両編成も登場。
 しかし、2000(平成12)年3月改正に於いて783系が「有明」から転用され、485系は降板した。ただし、「RED EXPRESS」色が臨時「みどり」として走ることもあるため、まだもうしばらくは485系の姿が見られるかもしれない。

赤くなった「みどり」とハウステンボスと併結した8両編成。う〜ん、後ろがカラフル。
(写真:鹿児島本線 博多駅/撮影:裏辺金好)

先頭車不足に伴い、181系から編入された車両も活躍していた。
(写真:鹿児島本線 博多駅/撮影:もこてん様 禁転載)

貫通型を先頭にした「みどり」。この頃はまだ前面扉が埋められていなかった。
(写真:鹿児島本線 博多駅/撮影:もこてん様 禁転載)

さらに後ろに「かもめ」も加えた13両編成。現在は783系がそっくりそのまんま形態を受け継いでいる。
(写真:鹿児島本線 博多駅/撮影:裏辺金好)

現在でも臨時で登板することがある。使用されるのはレッドエクスプレス塗装の5両編成。
(写真:鹿児島本線 博多駅/撮影:裏辺金好)

同じく臨時「みどり」。885系「かもめ」とも顔をあわせた。
(写真:鹿児島本線 博多駅/撮影:裏辺金好)