特急みどり は、愛称名自体は1961(昭和36)年12月に、キハ80系特急「かもめ」の予備車を使って「みどり」が大阪〜博多に運転を開始されたのが最初。のち運転区間多少の変更を経て、1967年10月改正から新大阪〜大分の列車に。そして1973(昭和49)年4月改正で485系が投入され、2往復のうち1往復が宮崎に延長された。
1975(昭和50)年3月改正で山陽新幹線が博多まで開業するといったん廃止され、翌年7月に長崎本線・佐世保線電化を受けて485系による、博多〜佐世保行きの特急として再登場。多くの列車は「かもめ」と博多〜肥前山口間で併結運転を行っている。
JR化後、「かもめ」に次いで「MIDORI EXPRESS」として赤一色の「みどり」に塗装変更&リニューアル。「赤みどり」という奇妙な姿となった。さらに特急「ハウステンボス」が新設されると、「かもめ」も含めて併結運転が開始され、最大13両編成も登場。
しかし、2000(平成12)年3月改正に於いて783系が「有明」から転用され、485系は降板した。ただし、「RED EXPRESS」色が臨時「みどり」として走ることもあるため、まだもうしばらくは485系の姿が見られるかもしれない。
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