寝台特急 あかつき

▼DATA
J.N.R./J.R. Limited Express
"Akatsuki"
 1965.10.1〜2008.03.15


▼運転区間
 京都〜長崎
 (新大阪〜長崎・西鹿児島)

▼最終時のダイヤ
下り:京都(20:02)〜長崎(8:54)
上り:長崎(19:47)〜京都(7:52)

←本州では、今では見られない「あかつき」単独マーク。
(撮影:もこてん様 禁転載)
 1965(昭和40)年、東海道新幹線と接続し、新大阪〜長崎・西鹿児島(現・鹿児島中央)へ向かう寝台特急として誕生した。20系客車が使用され、一時は7往復にまで成長したが山陽新幹線博多開業により段階的に縮小。1984年2月改正で1往復が寝台特急「明星」と統合され、「あかつき・明星」として併結運転。また、翌年には高速バスに対抗するため、座席車の連結を開始。
 1986年には「明星・あかつき」が廃止となり、「あかつき」単独の1往復運転に(新大阪〜長崎・佐世保)。1989年には座席車がレガートシートとして改良され、かなり不思議な塗装に塗られる。そして、1991年には運転区間が京都まで延長されるも、2000年3月には佐世保行き「あかつき」が廃止。同時に、寝台特急「彗星」と京都〜門司が併結運転となった。しかし、寝台特急「彗星」は2005(平成17)年10月1日改正で廃止となり、「あかつき」は「なは」との併結運転に移行した。
 2005年3月改正の「さくら」廃止により、長崎に顔を出す最後のブルートレインとなっていたが、2008年3月改正で廃止された。

20系による「あかつき」。
(写真:東海道本線 大阪駅/撮影:ムスタファ様)

九州ではED76が牽引。ここでは単独運転になるため、現在でもオリジナルマークを見ることが出来る。
(写真:鹿児島本線 小倉駅/撮影:さがみ)

現在の「あかつき」用レガートシート車。14系座席車オハ14を改造したもので、最後尾に付くことから通路扉を塞ぎ、斜めに3本の赤ラインを引き、さらにトレインマークを設置している。
(写真:東海道本線 新大阪駅/撮影:West Railway Museum