寝台特急 出雲

JR西日本管内で人身事故が起こったため、大幅に遅れて品川駅に到着した時のもの。
(写真:東海道本線 品川駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ・運転区間
登場日:1972(昭和47)年3月15日 / 廃止日:2006(平成18)年3月18日
運転区間:東京〜出雲市 (当初は東京〜浜田)
最終時のダイヤ:下り:東京(21:10)〜出雲市(10:53)/上り:出雲市(17:42)〜東京(6:57)

●列車の解説
 1972(昭和47)年、同名の急行列車を20系客車に置き換え、特急に格上げして登場。
 当初は東京〜岡山〜浜田で運転されていたが、1978(昭和53)年に東京〜京都〜米子で運転されていた「いなば」を出雲市延長の上、愛称を出雲に統一。これによって2往復に。
 1998(平成10)年、伯備線経由の「出雲」は新型寝台電車特急285系に置き換えられ、愛称が「サンライズ出雲」(別に紹介する)となり、「出雲」共々出雲市までの運転へと変更されている。*正確には、「いなば」の流れを汲む「出雲」をサンライズ化の上、伯備線ルートの「出雲」と入れ替えた。
 残った出雲1往復は、静岡(23時40分発)、浜松(0時36分)でも客扱いをするため、東海地域から山陰へ行く場合にも便利に利用できるのが強み。しかし、抜本的な改善策を施さないまま、地元の反対を押し切る形で2006年3月改正で廃止となってしまった。

国鉄時代、EF65形500番台牽引による寝台特急「出雲」。
(写真:東海道本線 東京駅/撮影:札幌人様 禁転載)

品川駅臨時ホームに到着した「出雲」。このまま、田町電車区へと回送される。
(写真:東海道本線 品川駅/撮影:裏辺金好)

川崎駅へ進入する「出雲」。
(写真:東海道本線 川崎駅/撮影:デューク)

京都〜出雲市ではDD51ディーゼル機関車が牽引。ディーゼル音を唸らせて快走!
(写真:東海道本線 京都駅/撮影:ちゃけ様)

山陰本線の非電化区間を行く。
(写真:山陰本線 下北条〜由良/撮影:デューク)

撮影者によると、この撮影ポイントに行くまで非常に困難を極めたとか(笑)。
(写真:山陰本線 伯耆大山〜東山公園/撮影:デューク)

鳥取県内有数の都市である米子駅で停車。
(写真:山陰本線 米子駅/撮影:ちゃけ様)

2006年1月の撮影。出雲にとって最後の冬となる。
(写真:山陰本線 松江駅/撮影:撮影:デューク)

(写真:山陰本線 松江駅/撮影:撮影:デューク)

間もなく終点の出雲市へ。
(写真:山陰本線 松江駅/撮影:ムスタファ)

(写真:山陰本線 出雲市駅/撮影:撮影:デューク)

(写真:山陰本線 出雲市駅/撮影:デューク)

方向幕。
(写真:東海道本線 品川駅/撮影:裏辺金好)