1975(昭和50)年3月、山陽新幹線博多開業に伴い、新大阪〜西鹿児島(現・鹿児島中央)で、583系による夜行寝台特急として運転開始。愛称名は、沖縄の本土復帰を願って1968(昭和43)年10月1日改正で新大阪〜西鹿児島の昼行気動車特急に与えられたのが最初(1973年に485系特急電車化)だが、今も昔も沖縄県の県庁所在地、那覇には行かない。
1978(昭和53)年10月改正で京都へ延長され、さらに1984(昭和59)年から24系25形客車による運転へ変更。JR化後は、JR九州が客車を担当している。
2004(平成16)年3月の九州新幹線(新八代〜鹿児島中央)開業に伴い、運転区間を新大阪〜熊本に短縮した。また、2005(平成17)年10月改正から、編成短縮の上で寝台特急「あかつき」と併結。始発駅が新大阪から京都に延長された。非常に利便性の良いダイヤで、上手く宣伝すれば今後とも需要を伸ばす可能性があったと思うのだが、客車の老朽化もあって夜行列車自体を無くすほうが手っ取り早かったと見え、2008(平成20)年3月改正で廃止となった。
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