登場年:1965(昭和40)年
運転区間:上野〜青森
元、使用車種:14系、24系、583系
国鉄、JR東日本で運行された特急で、東北本線経由の「はくつる」に対し、こちらは常磐線・東北本線経由で首都圏と東北地方北部を結んだブルートレインである。
東北新幹線開業直前には定期、臨時併せて、14系もしくは24系客車の運転が4往復、583系による運転が3往復の計7往復と多数が運転されており、特に583系運転の列車は青函連絡船との乗り継ぎを考慮した、北海道連絡特急としての役割を担っていた。また、東北新幹線が大宮で暫定開業すると、客車「ゆうづる」1往復が583系化の上、「はくつる」に移行し、東北新幹線上野開業により、583系「ゆうづる」は1往復へ削減された。
そしてJR発足後の1988(昭和63)年3月改正で、青函トンネル経由で上野〜札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」誕生に伴い、客車「ゆうづる」は発展的に列車が消滅。さらに1993(平成5)年12月改正で、「はくつる」に統合されて、「ゆうづる」はその歴史に幕を閉じた。