和田岬駅(JR西日本・神戸市営地下鉄)
▼メモ
鉄道ファンなら誰でも知っている駅。山陽本線の支線である、通称「和田岬線」の終点。駅周辺には三菱重工などの工場が所狭しと並んでいて、朝の通勤電車からは工場へ向かう通勤客がどっと吐き出されるが、昼間は電車が一本も来ず、猫があくびをし、子供の遊び場となっている。のどかなローカル線の終点といった印象だが、2001(平成13)年には神戸市営地下鉄にも和田岬駅が開業し、直接的には関係ないものの、神戸方面へ出る客などはシフトしつつあるようだ。
(解説:デューク、上写真撮影:裏辺金好)
▼開業年月日
1890年(明治23年)7月8日(JR)2001年(平成13年)7月7日(地下鉄)
▼所在地
神戸市兵庫区和田宮通四丁目1(JR)神戸市兵庫区上庄通二丁目 (地下鉄)
▼駅構造
地上駅(JR)地下駅(地下鉄)
▼主な利用可能路線
山陽本線▼駅と周辺の様子
1943(昭和18)年に建てられた木造の旧駅舎は、2009(平成21)年に撤去された。(撮影:デューク)
駅舎跡地にはファミリーマートがオープン。利便性はむしろ向上か。(撮影:裏辺金好)
改築前の旧改札口。無人駅で、駅員もいない。しかし、改札口は立派なものだった。もっとも乗客はみんな工場等への通勤客だから待合室で待つ人もいないし、広い空間が余計に寂しさをかもし出している。
なお、昔は有人駅だったが、荷物の取り扱いもあったようで、荷物の受け渡し口も残っている。(撮影:デューク 以下全て)
実はこちらにも・・・。待合室のところだけではなく、外にも改札口があった。利用客の大半はこちらの改札口を通っている。
和田岬駅の構内。
ホームは一面、来た電車はそのまま折り返していくだけである。
昔は機関車に引かれた客車列車だったため、機回しが行えるようになっていたようだが、現在は線路も取り払われてしまっている。
秘密(?)の出入り口。
ホームの途中にも実は出入り口があった。しかも、JRがわざわざ設置したような感じさえする。改札口は通らなくていいのかという気もするが、結論から言えば問題なし。
和田岬駅で乗車する乗客は、終点の兵庫駅で和田岬から兵庫駅までの切符を買うシステムになっているのである。
和田岬駅前。国道が走っていて、その向こうには工場が見える。お勤め帰りの人が和田岬駅に吸い込まれていく。