○キハ58系急行「はんだ」「くまがわ」「火の山」運転
 2010(平成22)年7月17日〜19日、JR九州大分支社主催でキハ58系・65系による復活急行が運転され、17日に急行「はんだ」(大分〜日田〜田川後藤寺〜新飯塚〜直方〜門司港)、18日に急行「くまがわ」(門司港〜直方〜原田〜熊本〜人吉)、 19日に「火の山」(人吉〜阿蘇〜大分)が運転されました。
 このうち急行「はんだ」に乗車、そして急行「くまがわ」を撮影しましたので、ご報告します。
(解説&撮影:AC20kV-DC1500V)

大分駅へ入線中の「はんだ」。
大分駅で出発を待つ。
今回用意されたサボ。
指定された席はキハ65側のボックスシートでした。ボックスシートもJR九州的にリニューアルされたシートで、5時間強のロングランでもあまり疲れませんでした。また、吊り下げ広告の所には数々のリバイバル運転で撮影された写真がつるしてありました。
特徴的なパノラミックウィンドウを持つキハ65側の運転台の様子。この日、降ったりやんだりのはっきりしない天気でした。
久大本線・小野屋駅には8分停車。ホームを渡る陸橋からは素直に列車が収まってくれました。
同じく小野屋駅にて。
残念ながら雲がかかってしまっていますが、由布岳に向かって1枚。
ホームを渡る踏切からローアングルで。なお、南由布駅での停車中に行き違いの列車はありませんでした。さながら即席の撮影会場と化していました(笑)。
由(湯?)布院駅の足湯でくつろぎながら1枚。30分弱の停車時間がありましたが「湯布院の森」号が到着した直後に由布院を後にしたので、並びを撮影することはできませんでした。ちなみにキハ72系でした。
参加者に配布された記念弁当。当然ながらほとんどの方はこの表紙(のし紙?)を持って帰っていました。もちろん自分もですが(笑)。
直方駅にて。明治時代から石炭産業で栄えてきた直方駅も、改築工事が始まっていました。キハ58・65があらゆる列車で現役だった時代からすると、直方機関区が無くなったり、交流電化したりとずいぶん様変わりしましたね。
折尾駅にて。筑豊本線経由で門司港に向かうので、必然的に6番ホームの到着でした。このホームも折尾駅の工事が完成すると無くなるので、貴重な写真の一つになるかもしれません。
門司駅6番ホームにて。門司駅北側は高層マンションや新築の一軒家が立ち並び、7,8番線ホームやビール工場の大きなタンクがあった頃の面影は全くありませんでした。

なお、門司駅ではヘッドマーク・行き先サボの抽選会が行われました。当たった方はそれぞれ5万円・1万円で購入だそうですが…。さすがにこれは手が出ません(笑)。

(おまけ)大行司〜筑前岩屋間の車窓。当たり前ですが、沿線のいたるところにカメラを持った方がいらっしゃいました。この写真の辺りはアーチ橋がある比較的有名な撮影ポイントの様です。
続いて急行「くまがわ」編。「はんだ」が出発した大分では「団体列車」とだけでしたが、門司港駅の行き先電光掲示板は「復活くまがわ」となっていました。
記念館横の電留線で811系と並んで待機中の「くまがわ」。記念館入口付近から望遠レンズで。
電留線から移動中のキハ58・65コンビ。18日は非常に暑かったもののとてもいい天気で、青空をバックにした景色は最高でしたね〜。鉄道記念館西側駐車場から。
門司港駅1番線にてキハ58側を。いつ見てもりりしい姿ですよね〜。
ぜひとも保存を検討してほしいものですが…。
飯塚駅にて。入線中(上)と到着後(下)の写真です。
「くまがわ」は今回ほとんどの駅が30秒程度の短い停車時間でした。
草木が覆い茂ったボタ山を横目に発車する「くまがわ」。いまでは周辺にマンションなど色々建物が立ち並んでいます。