富山軌道線と富山港線の南北直通運転が開始される

 2020(令和2)年3月21日より、富山地方鉄道の富山軌道線と富山港線(今年2月22日に富山ライトレールを吸収合併)との、富山駅を挟んで存在していた2路線の南北直通運転が開始されました。
 従来の富山港線の1時間4本の本数はそのままに、これらが環状線、富山大学前、南富山駅前のいずれかと直通する運用が組まれています。
 富山港線へはTLR600形「ポートラム」、9000形「セントラム」、T100形「サントラム」の 低床車両のみが乗り入れ、7000形と8000形は富山駅で軌道線方面に折り返す運用に充てられています。富山駅停留所は富山港線の富山駅北停留所を統合し、南側に軌道線方面の乗降ホームを、北側に富山港線方面の乗降ホームをそれぞれ設けています。
 合わせて、昨年高架化されたあいの風とやま鉄道の富山駅なども紹介します。
(撮影:リン)


9000形90003号は元々の黒い塗装のまま直通記念ラッピングを施されています。


ほぼ同型のTLR600形。アクセントカラーがある部分が9000形との違いです。


ラッピングには2パターンあります。




先月の合併で富山地方鉄道所属になったため、表記にも変更が見られます。

TLR600形が8000形とすれ違いながら軌道線へと進んでいきます。

北口はまだ工事中です。

ホームを南側から。右手から1〜4番線が振られており、軌道線の乗降ホームとなっています。

1番線が南富山駅前方面、2番線が降車専用、3番線が環状線方面、4番線が富山大学前方面と区別されています。

2つのホームの間の通路はちょうど新幹線と在来線のそれぞれの高架の間の真下にあります。

5番線と8番線が岩瀬浜方面、6番線と7番線は降車専用。

北陸新幹線の中央改札口の真正面に1番線があります。同様に、あいの風とやま鉄道の改札口の正面には5番線があります。

富山港線を走行するT100形。(岩瀬浜〜競輪場前)

自由通路。天井が高く開放感があります。

北陸新幹線の改札口。

あいの風とやま鉄道の改札口。

あいの風とやま鉄道の改札内1階コンコース。それぞれの柱には、「とやま絵巻」でも使われた三日月形を組み合わせた富山の名産があしらわれています。

ホームは2面5線。1番線と3番線が下り、4番線と5番線が上り。

3番線の高岡方を切り欠いて2番線が高山本線専用ホームとなっています。

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