日田彦山線 BRTひこぼしラインが開業する

 2023(令和5)年8月28日、2017(平成29)年7月九州北部豪雨によって被災したJR日田彦山線添田駅〜夜明・日田駅間が、「日田彦山線BRTひこぼしライン」として開業しました。このうち、彦山駅〜宝珠山駅間の線路敷地(全長14q)を「専用道」として走行します。
 久大本線と並走する夜明〜日田間を含めて、全36駅が設置され、運転本数は鉄道時代の1.5倍となる32本が設定。また、添田駅は、列車とBRTを同じホームで乗り換えることができる「対面乗換」を採用しています。一方で所要時間は、添田〜日田が約1時間32分となっており、鉄道時代の約56分と比較して、約1.6倍に増加しています。
 使用されるバスは、中国BYD製の小型電気バス「J6」4台と、いすゞ自動車製の中型ディーゼルバス「エルガミオ」2台が主に使用されます。いずれも塗装が異なり、「おりひめの羽衣」を共通イメージに、小型バスは「棚田カラー」「しゃくなげカラー」「水郷カラー」「ゆずカラー」、中型バスは「あやめカラー」「やまなみカラー」が施されています。
 (撮影:kajibooh)


近くの岩屋神社を模して、1997(平成9)年に建築された筑前岩屋駅。BRT専用道区間内にあり、引き続き駅舎が活用されています。





筑前岩屋〜大行司間にある3つの眼鏡橋のうちの1つである宝珠山橋梁。全長79.20m多連アーチ橋で、1938(昭和13)年に造られました。

この日は続行便として、一般の路線バスも運転されていました。

宝珠山駅も駅舎を活用した上で、鉄道設備を撤去しています。

JR九州のマンホールで、眼鏡橋とBRTをPRする独自のデザインが設置されています。



宝珠山駅に2台のバスが到着。




ここからは一般道に入っていきます。

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