大阪府大阪市天王寺区〜四天王寺〜
  Shiten-noji Temple in Osaka City , Osaka Prefecture

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▼アクセス
JR天王寺駅より徒歩

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四天王寺公式ホームページ
 伝承では、聖徳太子が蘇我馬子と敵対した物部守屋と戦ったとき、四天王を彫って戦勝を祈願して勝ったことから、593年に日本初の官寺(朝廷による寺)として建立されたものです。区名にもなっているなど、現在でも大阪を代表する寺院で五重塔(現在のものは1959年築)などが美しい姿を見せていますが、たびたび戦乱によって消失し、第2次世界大戦の空襲でも多くを焼失。しかし、四天王寺式伽藍配置とも呼ばれる、南から北へ中門、五重塔、金堂、講堂を一直線に並べ、それを回廊が囲む形式の伽藍は復興され、見ごたえのある景色となっています。
(上写真では、右手から中門、五重塔、金堂・・・という配置です)

 ちなみに、写真未撮影のため掲載していませんが、本坊庭園は非常に美しく、建築的にも五智光院(国重要文化財)、洋風建築の八角亭(明治39年築/明治36年の内国勧業博覧会のときに建てられたものを移築)等が見所です。
西大門(極楽門)
 1962(昭和37)年、松下グループの創業者である松下幸之助の寄進によって再建。四天王寺への入り口にして、推古天皇の頃からある門で、極楽に通じる門として極楽門の愛称があります。
聖霊堂
 現在の建物は、前殿が1954(昭和29)年築、奥殿が1979(昭和54)年築。元々は後花園天皇の勅願によるもの。聖徳太子の御霊を鎮めるために建立されたものです。
六時堂 【国重要文化財】
 1623(元和9)年築。椎寺薬師堂を移建したものです。昼夜6回にわたり、諸礼讃をするところから「六時堂」の名前がつきました。、回向(供養)、 納骨等を行っています。
北鐘堂
 正式には、黄鐘楼という名称。鐘の音は極楽に通じるといわれてます。
石舞台 【国重要文化財】
 六時堂前にある石舞台は、住吉大社の石舞台、厳島神社の平舞台と並ぶ日本三大石舞台。聖徳太子の命日に当たる4月22日に、ご聖霊を慰めるために行われる舞楽法要が営まれています。
亀井堂(左)
 1955(昭和30)年再建。