廃坑となった足尾銅山の一部を活用し、1980(昭和55)年4月にオープンした施設。概要については前述の通りで、足尾銅山について解りやすく学ぶことが出来ます。特に夏は坑道の中がひんやりと涼しく、また当時の作業の様子が実物大の人形を使ってわかりやすく紹介されており、非常にオススメの施設です。
最寄り駅は、わたらせ渓谷鉄道通洞駅。ちなみに足尾銅山は、本山坑(北)、通洞坑(南)、小滝坑(西)の3つより形成されており、駅名はその1つから取られています。
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江戸時代の採掘風景
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坑道
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明治・大正時代の採掘風景
古河市兵衛が買収後、機械化が進められた採掘作業の様子。
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明治・大正時代の採掘風景
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昭和時代の採掘風景
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昭和時代の採掘風景
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昭和時代の採掘風景
休憩する坑夫。
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江戸時代の選鉱作業
坑道を出ると、江戸時代の風景に再びタイムスリップという、少し不思議な展示構成(坑道外の作業の再現なので仕方がありませんが)。このように女性も従事していました。
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江戸時代の精錬作業
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江戸時代の精錬作業
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保存されている電気機関車・トロッコなど
牽引機は足尾A型。
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保存されている電気機関車・トロッコなど
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保存されている電気機関車・トロッコなど
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保存されている電気機関車・トロッコなど
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削岩機(さくがんき)
実際に触れることが出来ます。
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資料館で展示されている江戸時代の貨幣
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資料館で展示されている江戸時代の貨幣
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足尾で鋳造された寛永通宝のモニュメント
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足尾銅山観光 全景
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周辺の産業遺産
周辺にはかつて様々な用途に使用された鉱山施設が残りますが、朽ちて崩壊寸前のところも。足尾銅山観光での模型を見る限り、レンガ造りの建物は通洞動力所跡、その次の写真は通洞変電所(現役か?)の模様。
このまま朽ちるには惜しい、産業遺産であります。
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足尾観光に便利なのが、国鉄(JR)足尾線を引き継いだ、わたらせ渓谷鉄道。元々は足尾銅山から産出される鉱石輸送のために足尾鉄道が敷設した路線で、今回御紹介したエリアは基本的に駅前にあるので、風光明媚な沿線風景と共に是非ご堪能頂きたいと思います。また、トロッコ列車も数多く運転されています。
始発駅はJR両毛線と接続する桐生駅。東武桐生線と接続する相生駅、大間々駅、通洞駅、足尾駅などを経て、終点の間藤駅に到着します。
トロッコわたらせ渓谷号
途中の大間々駅と足尾駅を結ぶトロッコ列車。ディーゼル機関車+客車・トロッコの運転スタイルです。
トロッコわっしー号
桐生駅と間藤駅の全線を結ぶトロッコわっしー号。気動車による2両編成です。
神戸駅
沿線には昔から長く使われているレトロな駅舎も多く、見所の1つです。
神戸駅構内
写真左手では、東武鉄道の往年の特急車両デラックスロマンスカーを利用したレストラン「清流」が営業中。
足尾駅のキハ30形・キハ35形気動車
足尾線でも活躍した国鉄のディーゼルカーが保存されています。こちらも鉄道ファンには見逃せない!?
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