人口7000人にまで膨れ上がったイースター島でしたが、限りある食料をめぐって、16世紀〜19世紀になると、部族間同士の対立が激化。敵方のモアイは引き倒され、さらに信仰も最高神マケマケの化身である「鳥人」崇拝へと代わっていきました。
さらにヨーロッパからやってきた奴隷商人たちによって島民が連れ去られ、幸いにも帰還できた島民たちは外部から新たな病気を持ち込んだことにより、イースター島の人口は激減し、19世紀末には僅か100名程度になってしまいました。現在は2000名程度に回復はしていますが、多くはヨーロッパ人、タヒチ人、中国人との混血だとか。このモアイ制作の背景には、断絶しかけているイースター島の祖先たちの歴史と伝統と、再び繋がる意味合いがこめられています。
おまけ、丸ビルの東側一角には、戦前に建てられた先代の丸ビルの外観の一部が復元されています。このアーチ形状の外観に懐かしいと思われる方は多いのでは? なお、ステンドグラスは昔の丸ビルのものを再利用しています。