多宝塔 【県指定建造物】
1639(寛永16)年築。元々は日枝神社と白山神社の間にありましたが、明治45年に道路拡張工事に伴い慈恵堂の近くへ移築。さらに1975(昭和50)年に現在地へ移築されました。
慈眼堂 【国重要文化財】
1645(正保2)年築。慈眼大師天海をまつる御堂で、3代将軍徳川家光の命により建てられました。
山門 【国重要文化財】
1632(寛永9)年築。天海僧正が造らせたもので、喜多院の中では最も古い建築物です。なお、右側に附属しているのが番所で、こちらは県指定有形要文化財。江戸中期から江戸末期の建築だと考えられています。
鐘楼門 【国重要文化財】
建立年代は不詳ながら、1638(寛永15)年の川越大火後に再建されたという記録が無いことから、それ以前の建築である可能性がある2階建ての門です。
鐘楼門 【国重要文化財】
2階に施された細かい装飾は必見。
庫裏 【国重要文化財】
徳川家光の命で、江戸城紅葉山の別殿を移築したもの。江戸時代初期の江戸城の遺構として大変貴重なもの。
書院・客殿 【国重要文化財】
同じく徳川家光の命で、江戸城紅葉山の別殿を移築したもの。「徳川家光誕生の間」、「春日局化粧の間」があります。造りは頑丈そうでしたが、意外と絢爛豪華というわけではありませんでした。残念ながら内部の写真撮影は禁止。
五百羅漢
日本三大羅漢の1つとして名高い、喜多院の五百羅漢。川越北田島の志誠(しじょう)の発願により、1782(天明2)年から1825文政8年(1825)の約50年間にわたり建立されたもので、全部で538体もあるそうです。
五百羅漢
圧巻なのは表情や動作の1つ1つが違うこと。
五百羅漢
厳しい表情からやさしい表情まで多種多様。
五百羅漢
松平大和守家廟所 【市指定史跡】
1767(明和4)年から1866(慶応2)年まで川越藩主を務めた松平大和守家歴代藩主の墓。