会津藩校「日新館」は、会津若松城の西隣に設けられた会津藩の学校で、1803(享和3)年に開校。「ならぬことはなりませぬ」など、会津藩士風と儒学を教え、数ある諸藩の藩校の中でも最大規模といわれています。
惜しくも戊辰戦争で焼失しましたが、1987(昭和62)年に会津若松市郊外の河東町に完全復元され、その壮大な規模と学習の様子を見ることが出来ます。やや交通の便は不便であり、あくまで復元されたもの・・・ではありますが、全ての学校施設が復元されており、江戸時代のプールなども必見。厳しい武士の教育を肌で感じることが出来ます。
上写真は入り口である南門。ただし、当時は通常は閉じられ、藩主や上級武士などのみが利用可能で、生徒の登下校は、両側にある東門と西門を利用していました。
(撮影&解説:裏辺金好)