瑞龍寺〜富山県高岡市〜


 高岡駅より、商店街とは反対側、南に歩いて約10分、右折して見えるのが曹洞宗高岡山瑞龍寺です。高岡の街を造った加賀藩2代藩主・前田利長(としなが)の菩提を弔うため、3代藩主前田利常(としつね、利長の弟)によって建立された寺です。ちなみに前田家は、織田信長の家臣・前田利家の前田家のこと。利長・利常兄弟は、利家の子供です。
 さて、このお寺は約20年をかけ、五十回忌の寛文3年(1663年)に完成しました。当時は3万6000坪、周囲に堀をめぐらし、あたかも城郭のようであったとか。今でも壮大なお寺で、平成9年12月、仏殿、法堂、山門の3棟が国宝に指定。さらに、総門、明王堂(現僧堂)、回廊などが重要文化財に指定されています。
(撮影:裏辺金好)

○場所



○風景


総門 【国指定重要文化財】
 1655年頃(明暦年間)築。瑞龍寺への最初の入り口です。


山門 【国宝】
 1818(文政元)年築。総門をくぐり、続いて見えてくる瑞龍寺の門です。



禅堂 【国指定重要文化財】
 1746(延享3)年築。坐禅修行をする場所です。


大庫裏 【国指定重要文化財】
 万治年間(1658〜1660年)築。調理配膳や寺務運営を行う場所で、山門から入って右に位置し、僧堂と対になっています。古図面や昔の部材が発見されたことにより、1988(昭和63)年に復元。


仏殿 【国宝】
 1659(万治2)年築。伽藍の中央に位置する建築で、屋根は鉛板で葺かれています。これは、全国でもほかに、金沢城石川門しか例がないとか。内部の仏像は、300年前に中国から伝来したもので、こちらも非常に貴重。


法堂 【国宝】
 1655(明暦元)年頃築。仏殿の背後に建っており、瑞龍寺でも特に重要な場所です。境内で最も大きな建造物で、構造は方丈の形式に書院造りを加えた形。



大茶堂 【国指定重要文化財】
 1655〜57年頃築。


回廊 【国指定重要文化財】
 1661(寛文元)年築。


伽藍配置模型

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