宗谷岬〜北海道稚内市〜
  Soya cape in Wakkanai City , Hokkaido Prefecture

 日本の最北端といえば択捉島・・・ですが、さすがに北方領土に一般人が行ってしまうと色々と面倒な問題になりかねない・・・ということで、一般の人でも手軽に行ける日本の最北端は稚内市の宗谷岬となっています。

 真の最北端ではないとはいえ、気分は最北端。今回は日本最北の地である宗谷岬とその周辺にある様々な最北物件(下にいくほど、くだらなくなってきます)、そして旧海軍望楼を紹介したいと思います。

 なお、宗谷岬は「岬」と名が付くものの、実際はカーブした海岸線の先端部分が岬を名乗っているもので、完全に海に突き出たような形をしていません。
 (撮影&解説:グロッグフロッグ)
 ▼MAP

 ▼アクセス
 稚内駅より宗谷バス「宗谷岬・大岬小学校」行きに乗車、宗谷岬バス停下車

 ▼関連サイト
 稚内観光協会

○風景

間宮林蔵像
 日本の最北端宗谷岬で忘れてはならないのが間宮林蔵。1808(文化5)年に樺太探検に出た際、宗谷岬から出発していったことから、宗谷岬に関わりの深い人物といえます。


弁天島
 なお、宗谷岬の北西には弁天島という名前の無人島があります。「日本の実効支配が及ぶ」という意味での最北端はこちら。普段は行けませんが、観光シーズンには近隣の旅館などが船を出してくれるため、上陸することも可能だとか。


宗谷岬周辺には大量の最北物件が存在。まずは最北の商店「柏屋」。


最北の食堂。名前もストレートに「食堂 最北端」。 

最北のガソリンスタンド「安田石油」。

宗谷バス「宗谷岬」バス停は勿論、日本最北のバス停。なお、バスは少し先の大岬小学校まで行きます。

どんどんくだらなくなってきます。次は最北の信号機。

続いて最北の公衆トイレ。お腹が弱い何処かの所長さんもこれで安心ですね!

最北の国道標識。ありがたや〜。

最北のマンホールは国土交通省北海道開発局のものでした。くだらない最北物件巡りはこれくらいにしておきます。

大岬旧海軍望楼
宗谷丘陵上には大岬旧海軍望楼が残っています。

大岬旧海軍望楼
 大岬旧海軍望楼は、1874(明治8)年に樺太千島交換条約がロシアと締結されたあとも緊張状態が続いた宗谷海峡を見張るために、当時の日本海軍が1902(明治35)年に宗谷海峡を一望できるこの位置に建設したもので、船のブリッジを模したその形は当時の望楼としては異色の存在だったそうです。


大岬旧海軍望楼


宗谷岬灯台
日本最北の灯台であり、稚内灯台と共に、国境で国際海峡である宗谷海峡の航路を守っています。

宗谷岬全景   
宗谷丘陵上にある宗谷岬公園から宗谷岬を眺めたもの。天気が良いと海の向こうに樺太(サハリン)が見えます。