水海道地区の近代建築〜茨城県常総市
  Modern architecture in Mitsukaido Area , Jyoso City , Ibaraki Prefecture

 2006年に水海道市が石下町を編入合併して誕生した常総市。関東鉄道の水海道駅前周辺にはレトロな建物が残っており、見所ある近代建築が複数あります。また、長年の使用に伴い改変があるものの、元の姿に復元したらきっと立派に・・・と思われる建物も多数。今回は、そんな水海道の近代建築や商家を見ていきましょう。

 まず上写真は二水会館。常総市立図書館内にある建物で、元々は水海道町役場として1913(大正2)年に建てられました。2階建てかと思いきや、実は木造平屋建てなのが特徴です。1984(昭和59)年に現在地に移築され、国の登録有形文化財に指定されています。ちなみに、「二水」の意味は、鬼怒川と小貝川の2本の河川より。
(解説&撮影:裏辺金好)  

▼MAP

▼アクセス
関東鉄道水海道駅

▼関連サイト

常総市役所「観光」



高田歯科医院


北川質店
1937(昭和12)年築。土蔵造り2階建ての建物です。


矢口金物店


立澤屋


長田屋陶器店


冨山倉庫
かつて水運で栄えた水海道に多数あった倉庫群で唯一現存するもの。


五木宗レンガ蔵 【国登録有形文化財】
明治中期築。鬼怒川左岸で繁栄した河岸問屋のひとつ、五木田宗右衛門家の3階建煉瓦造です。


竹村酒蔵店


旧・報徳銀行水海道支店
1923(大正12)年築。いくつかの銀行を経て、平成16年1月に関東つくば銀行が去るまで使われました。


江戸屋薬舗
1859(安政6)年築。1700(元禄13)年から続く老舗で、入口周辺がレンガ造りなのが特徴。




旧・水海道小学校雨天体操場兼講堂(現・武道館) 【国登録有形文化財】
1932(昭和7)年築。木造平屋建、切妻造、スレート葺の建物で、長らく地元の方々が使用してきました。