地底の森ミュージアム〜宮城県仙台市太白区〜
地底の森ミュージアムは、仙台市の富沢遺跡から発掘された、現在の地面から約5m下にある2万年前の旧石器時代の遺跡面を現地でそのまま保存し公開するというユニークな博物館。「ポリシロキサン」という、特殊な保存処理剤を使い、富沢遺跡から出土した樹木と、地表共に腐敗しないよう処理がされています。
ちなみに上写真の手前、白いボードが見えると思いますが、これは焚き火の跡。旧石器時代の人々が活動した痕跡を示す、重要なものだそうです。
(解説&撮影:裏辺金好)
○地図
○風景
一番上の写真とは反対側から撮影。
保存と公開がされているのは、一部分。楕円形なのが特徴です。
富沢遺跡の旧石器時代の様子を再現したもの。
様々な発掘品等を展示。これはクマの形をした土偶で、青森の三内丸山遺跡から出土。
獣面把手(とって)付土器
その名の通り、イノシシの顔のような把手が付いています。
縄文時代のもので、埼玉県蓮田市の堂山公園遺跡から出土。
氷河期の森ゾーン
現地にいる時にはなんとも思いませんでしたが、写真で見ると旧石器時代の森はこんな感じだったのかと思います。