松尾寺〜京都府舞鶴市〜


 舞鶴市の松尾寺(まつおのでら)は真言宗醍醐派の寺院で、西国三十三箇所第29番札所。福井県高浜町にまたがる青葉山の中腹に位置し、中国から渡来した威光上人が708(慶雲5)年に馬頭観音を感得し、草庵を結んだのが創始とされています。

 現在、江戸時代に建立された本堂、仁王門、経蔵が残るほか、国宝の普賢延命菩薩像(十二世紀/絵画)や重要文化財の阿弥陀如来坐像(鎌倉時代)などを保有しており、見どころとなっています。なお、駅からは非常に遠く、山道を歩くことになるため車でのアクセスが便利です。
(撮影・解説:裏辺金好)

○風景


仁王門 【京都府指定文化財】
江戸時代中期築。三間一戸八脚門、入母屋造、銅瓦葺の建物です。




本堂 【京都府指定文化財】
1730(享保15)年築。宝形造、軒唐破風付、銅板葺の建物です。


本堂 【京都府指定文化財】


本堂 【京都府指定文化財】


経蔵 【京都府指定文化財】
1802(享和2)年築。宝形造、桟瓦葺、八角輪蔵付の建物です。


風景

風景

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