加悦SL広場〜京都府与謝郡与謝野町加悦〜
加悦SL広場は、1985(昭和60)年に廃止になった加悦鉄道(丹後山田〜加悦間)などの車両を保存していた施設で、元々は加悦鉄道廃止前の1977(昭和52)年9月に、加悦駅構内に開設。1993(平成5)年に加悦駅構内を、当時の加悦町役場(現・与謝野町役場加悦庁舎)建設に伴い譲渡したため、1996(平成8)年11月に加悦駅の先にあった鉱山駅跡に移転し再オープンしています。
かつての運営は加悦鉄道の後身である加悦興産でしたが、現在は2011(平成23)年4月1日に宮津港運株式会社と合併して設立された「宮津海陸運輸株式会社」が担っています。なお、残念ながら2020(令和2)年3月31日を以って閉園となりました。
加悦駅の駅舎は1926(大正15)年に建設されたもので、町役場建設後も位置を若干変更の上で、保存されています。また加悦SL広場では、上写真のように加悦駅舎を復元しています。
※丹後山田駅・・・現在は北近畿タンゴ鉄道宮津線・野田川駅
(撮影:リン)
○場所
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○風景
加悦鉄道2 【国指定重要文化財】
1873(明治6)年、イギリスのRt.Stephenson社で製造され、翌年に開通した大阪〜神戸間で使用。簸上鉄道(現在のJR木次線)を経て、加悦鉄道が導入した。
加悦鉄道1261 (元・旧簸上鉄道1261)
1923(大正12)年製造。簸上鉄道を買収した国鉄から1943(昭和18)年に導入。
国鉄C58 390(左) 国鉄C57 189(右)
国鉄から加悦町(※当時)が展示用として借用したもの。
東洋レーヨン103 (元・長門鉄道101)
1915(大正4)年、アメリカのH.K.PORTER COで製造。東洋レーヨン滋賀工場で入替用に使用されていたもの。
加悦鉄道4 (元・河東鉄道(長野電鉄)3)
1922(大正11)年製造。1934(昭和9)年に加悦鉄道が長野電鉄より導入。
加悦鉄道DC351
神奈川臨海鉄道DB202
日本専売公社岡山KD-4
加悦鉄道DB201
TMC100モーターカー
国鉄キ165
山陰本線で活躍したラッセル車
加悦鉄道キハ101
1936(昭和11)年、加悦鉄道10周年を記念して新造した半鋼製片ボギー車。なんと動態保存されています。
加悦鉄道キハユニ51
元々は芸備鉄道(現在のJR芸備線)40900形キハユニ18。船木鉄道を経て、加悦鉄道へ。
加悦鉄道キハ08 3
国鉄がオハ62形客車を気動車に改造したキハ08形の貴重な生き残り。1974(昭和49)年に加悦鉄道が導入。
加悦鉄道キハ10 18
1956(昭和31)年製造。元々は国鉄のキハ10形ディーゼルカー。
加悦鉄道ハブ3
ドイツのVan der Ziepen社で1889(明治22)年製造。九州鉄道(のち国鉄)、伊賀鉄道を経て加悦鉄道へ。
加悦鉄道ハ4995
鉄道省の新橋工場で1893(明治26)年に製造されたもの。
加悦鉄道ハ21
加悦鉄道フハ2
加悦鉄道ハ10
加悦鉄道サハ3104
東急電鉄3000系のうちの1両を、キハ08形導入のつなぎに数年間使用したもの。
「カフェトレイン蒸気屋」として使用され、外観は大幅に手が加えられています。
京都市電狭軌1形23号車
南海電鉄モハ1202
1933(昭和8)年、南海電鉄天下茶屋工場で製造。南海1201形電車の生き残りの1つ。
国鉄ヨ2047
遠州鉄道ト404