広島県立歴史博物館〜広島県福山市〜
福山城三の丸跡に建設された広島県立歴史博物館は、福山市の芦田川河口にあった鎌倉時代から室町時代の大規模集落(港町)である草戸千軒町遺跡を中心とした瀬戸内の歴史資料を収集・保管し、展示している博物館。
特に必見なのが、室町時代末期の初夏の草戸千軒町の一角を実物大で再現した展示室。草戸千軒町遺跡からは膨大な出土品が発見されており、当時の町の人々の生活を知る上で全国的にも非常に貴重な手がかりとなっています。なお、撮影可能なゾーンは、この草戸千軒町遺跡実物大ジオラマの展示室のみですので、その部分についてご紹介したいと思います。
(撮影:裏辺金好)
○場所
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○風景
草戸千軒町復元模型
全景
船着き場や市場、鍛冶屋など職人の工房と、奥には御堂と墓地を再現
市場
市場(魚貝売り)
市場(穀物・野菜売り)
足駄屋(左)・塗師屋(右)
二軒長屋になっています。屋根は瓦葺でも茅葺でもないことに注目。
また、足駄屋は板壁で窓扉は網代造。塗師屋はほこりを嫌うため土壁造です。
塗師屋内部
足駄屋内部
鍛冶屋内部
鍛冶屋内部
鍛冶屋脇の井戸
番匠の作業場
御堂