上下町の古い町並み〜広島県府中市上下町〜


 2004年に南隣の府中市に編入合併された上下町は、江戸時代に石見銀山から瀬戸内海へ向かう銀山街道の宿場町の一つとして栄えた場所で、幕府直轄の天領として治められました。現在も当時の繁栄を偲ばせる、白壁の古い町並みが残っているのが特徴的です。なお、ユニークな名前の由来は、中心部付近が芦田川水系と江の川水系の分水嶺となっているため。


(撮影:裏辺金好)


○場所


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○風景


旧・上下警察署庁舎(現・上下町商工会旧館) 【国登録有形文化財】
1930(昭和5)年築。木造 2 階建で、 ややアール・デコ風の味わいを持った洋風の建物。
建築当時は地元自慢の警察庁舎として、地元が建設費の半分を寄付し、完成を盛大に祝ったとか。


上下キリスト教会
明治時代、当時の財閥角倉家の蔵として建築したものを、戦後に教会へ転用したもの。
上下のシンボル的建築で、見事までの和と洋の合体?


街並み


旧・岡田邸(現・上下歴史文化資料館「民話の郷」)
田山花袋の小説「蒲団」のヒロインのモデル・岡田美知代の生家。












明治時代の警察署(現・岡田屋)
見張り櫓が当時の面影を今に伝えています。







翁座 大正時代に建てられた、集会や芝居・映画の上演などが行われる劇場。




善昌寺山門 古い町並みから少し離れた場所にある曹洞宗の寺院。山門は江戸時代に建てられたと推定。




善昌寺座禅堂
鎌倉時代の末期の建築という、非常に古い建築。



善昌寺本堂

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