睦沢学校校舎(藤村記念館)〜山梨県甲府市〜


 1875(明治8)年築の洋風建築。山梨県令の藤村紫朗が建てさせた擬洋風建築の1つで、当初は巨摩郡睦沢村(現在の甲斐市亀沢)に建築。1957(昭和32年)からは睦沢公民館として使用されますが、老朽化により1962(昭和37)年に閉鎖。その後、保存のために1966(昭和41)年に甲府市の武田神社へ移築され、翌年には国の重要文化財に指定されました。
 郷土の民俗・歴史・教育・考古資料の展示館として長らく使用されてきましたが、木々に囲まれた薄暗い境内の中で、ひっそりとした印象が否めない中、甲府駅北口の再開発事業の一環として、2010(平成22)年に甲府駅北口に再移転しています。今までと一転して、駅ホームからも見える駅前広場に鎮座。多くの人の目に触れるようになっています。


(撮影:裏辺金好)


○場所


○風景


内部の様子


内部の様子(2)
こちらは当時の教室の雰囲気が再現されていますが、展示物で若干ごちゃごちゃ。


武田神社時代の睦沢学校校舎


武田神社時代の睦沢学校校舎(内部)

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