奈良井宿〜長野県塩尻市奈良井〜


 中山道34番目の宿場町「奈良井宿」は、木曽路十一宿の江戸側から2番目に位置し、木曽路の難所である鳥居峠を目前に控え、旅人達の宿場として大きく栄え、「奈良井千軒」と言われるほどでした。今でも約1kmにわたって古い町並みが現在も残っており、多くの観光客が訪れています。
 1978(昭和53)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。


(撮影:裏辺金好)


○場所


○風景


JR奈良井駅
中央本線の奈良井駅は、古い町並みへの最寄り駅。昔ながらのレトロな雰囲気を残しています。





原家住宅 【塩尻市有形文化財】

奥が難所である鳥居峠。

残念ながら本陣は現存せず、駐車場に。

手塚家住宅(上問屋資料館) 【国指定重要文化財】
1840(天保11)年築。手塚家は江戸時代を通じて問屋を主とする宿場内の要職を代々務めた家柄です。



旧中村家住宅 【塩尻市有形文化財】
天保年間(1830〜43年)の建築。

木造の古い町並みの中に現れる洋風建築。

高札場

鎮神社
本殿は1664(寛文4)年の建築。

木曽の大橋
1991(平成3)年に架けられたもので、樹齢300年以上のヒノキを使った贅沢な造りです。


木曽の大橋


C12 199号機  奈良井宿の駐車場で保存されている蒸気機関車。1938(昭和13)年に製造され、戦前は山形機関区で活躍。戦後は飯山機関区を経て、1955(昭和30)年から木曽福島機関区に配属されて、この周辺で活躍。1974(昭和49)年に引退しました。

↑ PAGE TOP