魚津水族館〜富山県魚津市〜
魚津水族館は1913(大正2)年に北陸本線の全線開通を記念し、一府八県連合共進会の第2会場として、下新川郡魚津町大町(現・魚津市新角川)に創設された水族館を起源とし、翌年に設備が当時の魚津町に払い下げられたことから、町立の水族館に。経営が思わしくなく一時は民営化されたこともあったほか、1944(昭和19)年3月に戦時中の電力・資材不足と財政的な問題で閉館となりました。
1954(昭和29)年4月に富山産業大博覧会が開催された際、魚津会場に、日本海側最大の水族館として二代目の魚津水族館がオープン。1981(昭和56)年4月10日に現在地へ移転し、三代目となる魚津水族館が営業を開始。世界初の全面アクリル製トンネル水槽や波の出る水槽が特徴で、「北アルプスの渓流から日本海の深海まで」「富山湾を科学する」をテーマにしています。
2013(平成25)年3月、創立100周年記念リニューアルが行われ、より富山にこだわった展示や世界の環境、そして水族館の裏方などを見せる施設に進化しています。
(撮影:リン/解説:裏辺金好)