日光街道 越ヶ谷宿〜埼玉県越谷市〜
日光街道及び奥州街道の宿場町であった越ヶ谷宿は、江戸から約24.4km(6里8町)に位置し、江戸時代初期には徳川家康が鷹狩りに訪れ、越ヶ谷御殿がありました。
現在も古い商家や蔵が残るほか、毎年11月中旬には日光街道 越ヶ谷宿 宿場まつりが旧日光街道沿いで開催されています。
(撮影&解説:裏辺金好)
○地図
○風景
ガーヤちゃんの蔵屋敷
2017(平成29)年5月に越谷駅東口高架下にオープンした観光物産拠点施設。江戸時代の蔵をイメージして整備され、こしがやを「案内する」「食する」「持ち帰る」「体験する」をコンセプトとしています。また、阿波踊りで交流のある徳島市や日光街道宿場町の連携都市などの人気商品を販売しており、訪問時には徳島ラーメンのカップラーメンなども売っていました。
ガーヤちゃんの蔵屋敷
越谷をはじめ、浅草や日光をイメージした鉄道模型(Nゲージ)のジオラマを設置。かなり本格的です。
田中米穀店
行徳屋
横田診療所
1935(昭和10)年築。1960(昭和35)年までは郵便局として使われていました。
油長内蔵(あぶらちょううちぐら)
江戸時代末期築。市内の住宅関連企業によって曳家とリニューアルが行われています。
小泉家住宅
1975(明治8)年に建てられた蔵と、1899(明治32)年の大火直後に再建された店を持ちます。レンガの防火壁や今も残る防火水槽も特徴。
木下半助商店 【国登録有形文化財】
現役の金物屋で、店舗及び土蔵は明治時代後期築。奥にある主屋は1917(大正6)年築。石蔵と稲荷社は1909(明治42)年築です。
鍛冶忠
明治期の蔵造り建築。
旧・大野家(現・はかり家)
店の間、居間、座敷、中庭、土蔵が続く町屋形式の建物。現在は様々な店舗が入居しており、にぎわいを見せています。
会田金物店
明治期の建築。越ヶ谷宿の大火では2階の一部が燃えたのみで、大きな被害はなかったとか。
米長乾物店