日本の旅 第55回
東京・大使館巡り〜東京都千代田区・港区編〜

     A trip of Japan No.55 Tokyo Embassies
○この企画の概要
2002年11月・12月、東京にある大使館の撮影を全部制覇してみたいという、そんな馬鹿な所長の発案にのってくれた勇士と共に、東京23区を駆け回ることに。まだまだ一部で、また残りを制覇し行きたいと考えているが、なかなか撮影自体は難しかったことを付記しておく。特にサウジアラビア大使館は、撮影拒否されてしまった。何か撮影されると、まずいことでもやっているのだろうか。

1.2002年11月編(withさすらいの関西人他1名)

イスラエル大使館
 と、発表したいところなのですが、場所不明。守衛がいたことから、どうやらこの奥にあるようで・・・厳重な守り、といったところでしょうか。

ルクセンブルク大使館
 このビルの4階にございます。必ずしもビル1つを借りている必要性はないですが、私の大使館に対するイメージを大きくぶち壊してくれた記念すべき場所です(皮肉ではありませんよ)。

ベルギー大使館
 隣接する大使館の方は広々としていますが、こちらはちょいと道路に面しすぎて窮屈?

アイルランド大使館
 高層ビルの大使館。どこかの企業のビルかと思えてしまうような感じです。

イギリス大使館
 1930(昭和5)年築の格調高い大使館。半蔵門の堀に面した、まさに超一等地に建つ大使館で、イギリス工務省設計による近代建築。非常に気品があって素晴らしいです。

2.2002年12月編(with 馬藤永徳所員)

アメリカ大使館
 非常に近代的で大きなビル。もっとも、建築は1976年と意外に古く、その古さを感じさせないデザインが立派です。・・・あ、いや良く見ると古いような気もしないでもないですが、ガラス窓の配置が不思議と面白い建物です。場所は港区赤坂。

スペイン大使館
 ちょっと建物が見えづらいですが、1927年築の邸宅風の大使館です。非常に暖かみのある建築。場所は港区六本木。

スウェーデン大使館
 スペイン大使館の向かい側に建っております。次第に右上にソリ上がっていく不思議な構成で非常に手の込んだ構造です。しかも、丸みを帯びていて、さぞかし造るのが大変だっただろうなあと思います。

フランス大使館
 これも門で隠れてしまって申し訳ありません。イギリス大使館ほどではないですが、かなり格調高かった印象があります。

ロシア大使館
 何の面白みもない白く無機質なビルです。

フィリピン大使館
 新しく非常に綺麗な大使館。色々と凝った装飾がされていることが解ります。

シンガポール大使館
 小国ですが、きちんとした造り、大きさを備える大使館となっています。

オーストラリア大使館
 まさに現代建築と言った感じの非常に印象的な形のビル。1990年築。直ぐ隣の綱町三井倶楽部(1930年築)、簡易保険事務センター(1929年築)の重厚な建物との対比が面白いです。

イタリア大使館
 これといった感想は無し。

クウェート大使館
 中央部分がポッカリ空き、さらに出っ張った部分もあるという随分と不思議なデザインの大使館で、また意外と大きいです。
 
3.補記
 というわけで、千代田区や港区にある大使館達を紹介しました。
 記憶違いなどで違っている場合があるかも知れませんし、建て直しで現存しなかったり形の変わった大使館もあるかもしれませんがご了承を。ちなみに、続きの企画はやらないんですか?と言う声も聞かれますが、サウジアラビア大使館で警備員に「撮影拒否!」と言われてから、どうも守衛のいる大使館で撮影するのが怖くなってしまいまして・・・。

 別に、どこかの国の批判記事を書こうというものではなく、純粋に趣味的見地からコレクションしているわけですが、端から見れば怪しい盗撮男にさえ見られかねず、さらに近年は肖像権の問題などで色々ともめることもあり、さて、どうしたものか、と言った感じです。しかし、このページを見てくれている方もいらっしゃるようなので、そろそろ再始動したいと思っています。


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