室戸岬・最御崎寺〜高知県室戸市〜


 室戸岬は太平洋に突き出した岬で、海岸段丘や岩礁、奇岩で形成された特徴的な景観を見せています。1928(昭和3)年に国の名勝、1964(昭和39)年に室戸阿南海岸国定公園に指定されています。1899(明治32)年に室戸岬灯台が開設され、現役で使用されています。
 なお、この地は弘法大師 空海が修行した場所としても知られ、807(大同2)年に空海が開基したと伝わる24番札所 室戸山明星院 最御崎寺(ほつみさきじ)があります。室町時代には幕府によって土佐の安国寺と指定されたほか、江戸時代初期には土佐藩主である山内忠義の尽力によって、火災の被害から復興しています。
 ちなみに、東西に対峙している26番・金剛頂寺が「西寺」と呼ばれ、最御崎寺は「東寺」とも呼ばれています。
(撮影:リン)

○地図



○室戸岬灯台





○最御崎寺


山門







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