ロマンスカーミュージアム〜神奈川県海老名市〜


 ロマンスカーミュージアムは、2021(令和3)年4月19日に開館した小田急電鉄の鉄道展示施設で、海老名駅に隣接。2階建て、延べ床面積約4400平方メートルの建物内に、歴代のロマンスカー5車種(3000形SE・3100形NSE・7000形LSE・10000形HiSE・20000形RSE)10両と、1927(昭和2)年に小田原線が開業した当時の一般車両「モハ1」が展示されています。
 コンセプトは「“ 子ども” も“ 大人” も楽しめる鉄道ミュージアム」。2階には小田急沿線を模した巨大ジオラマの展示されているほか、LSEの運転台を使用した運転シミュレーターが設置されています。
(撮影:裏辺金好)

〇地図



○風景


入口にはロマンスカーをイメージしたオブジェを設置。




小田原急行鉄道1形電車(モハ10)
1927(昭和2)年に製造され、のちに熊本電気鉄道で1981(昭和56)年まで活躍した車両を復元。




3000形(SE) 1957〜1992年
小田急初の特急専用車両。先頭車2両+中間車1両が保存。先頭車は運転開始当時の姿と、1968(昭和43)年に国鉄の御殿場線の電化に合わせ乗り入れ用に改造された際の姿(SSE)の2種。




3100形(NSE) 1963〜1999年
先頭車2両+中間車1両が保存。小田急で初めて先頭部分に展望席、2階に運転席を設けたロマンスカーで、前のヘッドマークは「えのしま」、後ろは1999(平成11)年7月16日に運転された際の「さようなら3100形(NSE)」。


7000形(LSE) 1980〜2018年
先頭車1両が保存。2018(平成30)年まで運転されていた3代目のロマンスカー。車内に入ることはできません。




10000形(HiSE) 1987〜2012年
先頭車1両が保存され、連接台車を間近で見ることができます。塗装を一新し、床面を高くしたハイデッカー構造の車両ですが、この構造が災いして2000(平成12)年の交通バリアフリー法の兼ね合いで2012(平成24)年引退。現在は一部が長野電鉄で特急「ゆけむり」として活躍しています。



20000形(RSE) 1991〜2012年
先頭車1両と2階建てのスーパーシート車1両が保存。主に御殿場線直通の特急「あさぎり」として使用された車両で、2012(平成24)年引退。現在は一部が富士急行でフジサン特急として活躍しています。上写真の車内は先頭車。



20000形(RSE)
こちらは2階建てのスーパーシート車の車内。



ロマンスカーアカデミアT
小田急の年表や、複々線化事業を紹介。

ジオラマパーク
新宿から小田原原・箱根まで小田急線沿線を再現。歴代10車種のロマンスカーと5車種の通勤車両が走行します。
















ロマンスカーシミュレーター “LSE(7000形)”
7000形の実物運転台を用いて運転体験ができます。

小田急電鉄公式グッズショップ"TRAINS"

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