祐徳稲荷神社〜佐賀県鹿島市〜


 祐徳稲荷神社は伏見稲荷大社、笠間稲荷神社とともに日本三大稲荷に数えられ(豊川稲荷などが入る場合もあり)、1687(貞享4)年に佐賀藩の支藩である鹿島藩の藩主、鍋島直朝の夫人である花山院萬子媛(まんこひめ)が、朝廷の勅願所であった稲荷大神の御分霊を勧請したのが始まり。衣食住の守護神として暑く崇敬されています。なお、花山院萬子媛は後陽成天皇の孫・左大臣花山院定好の娘でもあります。
 御祭神は倉稲魂大神(ウガノミタマノオオカミ/一般に稲荷大神と呼称され、衣食住を司り生活全般の守護神)、大宮売大神(オオミヤノメノオオカミ/技芸上達の神、あるいは福徳円満の神)、猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ/水先案内の神、交通安全の神)。
(撮影:リン)

〇地図



○風景


境内の案内図

楼門
内部2体の随神は有田焼で出来ているほか、壁面に柿右衛門の菊、今右衛門の牡丹、並びに緑地金襴手の大磁板がはめ込まれています。


御神楽殿
1966(昭和41)年築。鉄筋コンクリート造ですが、総漆塗極彩色の社殿です。



拝殿・御本殿
1957(昭和32)年築。総漆塗極彩色の宏壮華麗な偉容が特徴で、鎮西日光と称されます。

↑ PAGE TOP