小平ふるさと村〜東京都小平市〜


 小平ふるさと村は1993(平成5)年にオープンした古民家等の展示施設。
 江戸時代初期、玉川上水の開通に伴い開発された新田村落に端を発する小平の地において失われつつあった郷土の歴史的な風景を今に伝えているほか、地域の郷土料理である小平糧うどんが限定販売されています。
(撮影:裏辺金好)

〇地図



○風景





旧小平小川郵便局舎 【小平市指定有形文化財】
1908(明治41)年築。小平市小川町1丁目にあったもので、和風平屋建て。明治期の郵便局として貴重な現存例です。昭和初期からは電話交換業務も実施。1983(昭和58)年まで使用されました




旧神山家住宅主屋 【小平市指定有形文化財】
江戸時代後期に小金井から現在の小平市回田町へ移築されたものと推定。江戸時代中期の武蔵野新田の農家の特徴を今に伝えています。



旧小川家住宅玄関棟 【小平市指定有形文化財】
1805(文化2)年築。旧小川村及び小川新田村の開発で主導的な役割を担った名主である小川家のもので、この玄関棟と主屋は別棟で廊下で接続するという格式の高さを見せていました。


開拓当初の復元住居
江戸時代初期の小平開拓当初の農民住居を古文書に基づき1992(平成4)年に復元したもの。


旧鈴木家住宅穀櫃(こくびつ) 【小平市指定有形文化財】
花小金井の大地主であった秋山家が、幕末に明治維新の動乱に備えて建築したもの。現在の小平市大沼町の鈴木家が譲り受けて使っていました。


水車
玉川上水の分水にかかる水車を1992(平成4)年に復元したもの。1788(天明8)年の記録では分水に33か所あったそうです。


消防小屋
1991(平成3)年築。明治~昭和初期の火の見櫓、半鐘消防鐘打表示板、1928(昭和3)年制作の手動ポンプ車などを展示しています。

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