明治神宮〜東京都渋谷区〜


 明治神宮は1920(大正9)年に創建された神宮で、明治天皇と昭憲皇太后を祭神とします。元々は彦根藩井伊家の下屋敷であった場所で、1874(明治7)年からは南豊島御料地となっていました。
 1912(明治45)年の明治天皇の崩御に伴い神社の創設が請願されたもので、全国から献木された約10万本が植栽されました。また、社殿の創建時の設計は伊東忠太が指導し、内務省神社局の安藤時蔵と大江新太郎によるものですが、1945(昭和20)年に空襲によって本殿などが焼失。1958(昭和33)年に、もと内務省神社局の角南隆(すなみたかし)の設計で復興されています。
 2011(平成23)年に宝物殿と外苑にある「聖徳記念絵画館」(新宿区)が国の重要文化財に指定。さらに、2020(令和2)年に戦後に再建された本殿、内拝殿、祝詞殿、外拝殿、創建当時から残る南神門、宿衛舎、廻廊(かいろう)など36棟が国の重要文化財に指定されています。
(撮影:裏辺金好)

〇地図



○風景


南参道



明治神宮ミュージアム
2019(令和元)年10月に開館したもので、設計は隈研吾。大日本帝国憲法が発布された日に明治天皇が乗ったとされる六頭曳儀装車(ろくとうびきぎそうしゃ)など、従来は明治神宮宝物殿にあった明治天皇ゆかりの品々を収蔵しています。


奉納された酒樽


フランスのブルゴーニュ地方にある醸造元から奉納されたワイン樽
明治天皇が葡萄酒を好んだことにちなんだもの。



御苑
江戸時代に熊本藩加藤家、のち彦根藩井伊家の下屋敷の庭園だったもの。加藤清正が堀ったと伝えられる、清正井(きよまさのいど)があります。


明治神宮 宿衛舎 【国指定重要文化財】
1920(大正9)年築。


明治神宮 南神門 【国指定重要文化財】
1920(大正9)年築。外透塀や外院廻廊なども同年の建築で国指定重要文化財です。

明治神宮 外拝殿 【国指定重要文化財】
1958(昭和33)年築。これより内側、 内拝殿及び祝詞殿、本殿なども同年建築で国指定重要文化財です。

明治神宮 西神門 【国指定重要文化財】
1920(大正9)年築。

明治神宮 東神門 【国指定重要文化財】
1920(大正9)年築。

明治神宮宝物殿 正門 【国指定重要文化財】
1921(大正10)年築。宝物殿は明治天皇ゆかりの御物を収蔵・展示するための施設として明治神宮造営局の大江新太郎が設計を行い竣工したものです。



明治神宮宝物殿 中倉・東西橋廊 【国指定重要文化財】
1921(大正10)年築。宝物殿はいずれも当時としては比較的珍しい鉄筋コンクリート造。中倉を中心として各建物を左右対称に配置した構成で、中心建物を高床とし、校倉(あぜくら)造や寝殿造づくり)などを基調とした独特の和風意匠でまとめています。

明治神宮宝物殿 東西廊(西廊) 【国指定重要文化財】
1921(大正10)年築。

明治神宮宝物殿 東西廊(東廊) 【国指定重要文化財】
1921(大正10)年築。

明治神宮宝物殿 車寄・北廊 【国指定重要文化財】
1921(大正10)年築。

明治神宮宝物殿 車寄・北廊 【国指定重要文化財】
1921(大正10)年築。

聖徳記念絵画館 【国指定重要文化財】
1926(大正15)年築。新宿区に広がる明治神宮外苑にある施設で、明治神宮が維持管理。幕末から明治時代までの明治天皇の生涯の事績を描いた絵画を展示しています。鉄筋コンクリート2階建て、外観は花崗岩貼り。中央にドームを持ち、左右対称のデザインが特徴です。

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