エアバスA318
     Airbus A318


エアバスA320シリーズで最も小さい機材。
(写真:パリ・シャルルドゴール国際空港/撮影:デューク)

●基本データ・就航区間
登場年:2002年
使用航空会社:エールフランス航空・ブリティッシュエアウェイズ等(日本の航空会社での採用実績なし)
就航路線:パリ〜ミラノ等

●機体の解説
 エアバスが開発したA320シリーズのひとつで、エアバスが開発した旅客機の中ではもっとも小さい機材。
 空の自由化が進むヨーロッパできめ細かい路線展開を可能とすべく、100席クラスの旅客機の需要があったがエアバスにはそれにフィットする機材がなかったため、エアバスA320を短胴化したA319よりさらに短胴化することになった。
 これがA318であったが、もともと160席クラスのA320に最適化していたものを小さくしている関係で、100席クラスの機材としては大型化してしまった。居住性は良いものの、コスト面では不利に働き、このクラスの場合、エンブラエルE190クラスの機材とも競合するため、受注は伸び悩んでいるようである。
 ちなみにボーイングも737−600が競合機種であるが、こちらももともとより大型の−700や−800で最適化していた機材のため、受注は苦戦しているようである。