エアバスA330
     Airbus A330


離陸する中国東方航空のA330−300。
(写真:成田空港/撮影:デューク)

●基本データ・就航区間
登場年:1992年
使用航空会社:中国東方航空・ノースウエスト航空・フィリピン航空・エミレーツ航空・ルフトハンザ航空等多数
就航路線:成田〜マニラ等多数

●機体の解説
 エアバス社がA300の後継機として開発したのがA330であるが、中距離バージョンと長距離バージョンが計画され、長距離バージョンは洋上での飛行制限を考慮して4発機となり、A340となっている。
 A330はA300と同様にワイドボディーの双発機となったが、航続距離は大幅に増大し長距離機材としても十分に通用するものとなっており、A300の後継機としてふさわしい機体に仕上がっている。A320で確立されたフライ・バイ・ワイヤーによる操縦システムなどはより改良されたものが装備され、主翼には燃費の向上等を狙ってウィングレットを装備した。
 バリエーションとしては標準タイプのA330−300と、胴体を短くしたA330−200がある。
 A330は1994年から実際の運用に入り、ボーイング767型やマクドネル・ダグラスMD−11などの市場を急速に侵食して行った。A320とともにエアバスの飛躍の象徴とも言える機体となった。
 もっとも、2008年以降に登場するボーイング787は本機のライバルとなるが、エアバス社側も後継機としてA350の開発を決定したものの、設計作業が迷走し、航空会社側の心象を悪くしており、今後ともこのクラスの機体のシェア争いは目が離せない。
 なお、世界的に採用数の多いA330であるが、日本の航空会社はまったく採用しておらず、ボーイング767ともう一回り大きい777を大量に保有している形であり、日本のボーイング優位はこの機体をもってしても覆せなかったことになる。

●ギャラリー

 ノースウエスト航空のA330−200。
 ボーイング社のお膝元であるアメリカの航空会社もエアバス機の導入には積極的であり、ノースウエスト航空も多数保有している。
(写真:成田空港/撮影:デューク)

 ノースウエスト航空のA330−300。
 ホノルル線等に投入されている。
(写真:成田空港/撮影:デューク)

 エアカナダのA330−300。
 日本路線にも投入されることがある。
(写真:成田空港/撮影:デューク)

 フィリピン航空のA330−300。
 ノースウエスト航空のA330−200よりも胴体の長さが長くなっているのがわかる。日本の航空会社は当機を採用していないが、成田空港などでは非常によく見かける機種である。
(写真:成田空港/撮影:デューク)

 カンタス航空のA330−300。
 どこか日本航空の新塗装にも見える塗装が特徴(当然カンタス航空のこの塗装の方が歴史はある)。
(写真:成田空港/撮影:デューク)

 チャイナエアラインのA330−300。
 この位置から見るとA330も主翼が長いことが良くわかる。
(写真:桃園空港/撮影:デューク)

 エバー航空のA330−200。
 ハローキティの特別塗装機で、福岡や中部等で見ることができる。
(写真:福岡空港/撮影:デューク)

 大韓航空のA330−300。
 おなじみの塗装。
(写真:関西空港/撮影:デューク)

 アシアナ航空のA330−300。
 2006年から、白を基調とした新塗装に変わっている。
(写真:関西空港/撮影:デューク)

 アシアナ航空のA330−300の旧塗装。
(写真:福岡空港/撮影:デューク)

 キャセイパシフィック航空のA330−300。
(写真:福岡空港/撮影:デューク)

 香港ドラゴン航空のA330−300。
 以前は成田線で運航されていたが、キャセイパシフィック航空との役割分担により成田の運行権をキャセイに譲ったため、現在では見ることができない。
(写真:成田空港/撮影:デューク)

 タイ国際航空のA330−300。
 日本ではあまり見ることのできない組み合わせ。
(写真:香港空港/撮影:デューク)

 タイ国際航空のA330−300スターアライアンス塗装。
 こちらも日本ではなかなか見られない組み合わせ。
(写真:香港空港/撮影:デューク)

 ガルーダインドネシア航空のA330新塗装。
 日本には関西空港などに乗り入れている。
(写真:成田空港/撮影:デューク)

 ガルーダインドネシア航空のA330旧塗装。
(写真:関西空港/撮影:デューク)

 中国東方航空のA330−200 。
(写真:成田空港/撮影:デューク)

 レバノンのMEAのA330−200。
 こちらも日本には乗り入れていない会社。
(写真:ロンドン・ヒースロー空港/撮影:秩父路号)

 ガルフエアのA330−200。
 黄金の塗装が印象的。また尾翼の黄金の鷹にも注目。
(写真:ロンドン・ヒースロー空港/撮影:秩父路号)

 イエメニアのA330−200。
 イエメンの航空会社としてロンドンにも飛来。
(写真:ロンドン・ヒースロー空港/撮影:秩父路号)

 オマーン航空のA330−200。
 オマーン航空初のワイドボディ機として2009年より活躍中。
(写真:ロンドン・ヒースロー空港/撮影:秩父路号)

 BMIのA330。
 欧州域内が主力のBMIであるが、長距離路線もあり、長距離線ではA330を使用している。
(写真:ロンドン・ヒースロー空港/撮影:デューク)

 USエアウェイズのA330−200。
(写真:ロンドン・ヒースロー空港/撮影:秩父路号)

 インドの新興勢力であるジェットエアウェイズのA330。
 日本には乗り入れていない会社(便名のみANAとのコードシェアで乗り入れ)。
(写真:香港空港/撮影:デューク)

 シンガポール航空のA330−300。
 A380の納入遅れの補償として導入することになったが、777−200の置き換え用として導入が進んでいる。
(写真:成田空港/撮影:デューク)