ブリテンノーマンBN2
     Britten-Norman BN2


新中央航空が運用するBN2。
(写真:大島空港/撮影:デューク)

●基本データ・就航区間
登場年:1965年
(国内)使用航空会社:日本航空グループ・旭伸航空・新中央航空・エアードルフィン
(国内)就航路線:那覇〜南大東島・新潟〜佐渡・調布〜大島・那覇〜慶良間等

●機体の解説
 イギリスのブリテンノーマングループが開発した双発の小型機で、主に離島輸送等に従事するため「アイランダー」の愛称がついている。
 乗員乗客合わせて10名が搭乗可能であるが、機内は与圧されていない。そのため、窓等は与圧された旅客機に比べて大型のものが装備でき、高高度の飛行もできないため、風景を眺めるには大変良い機体といえる。
 定期運航に就くことを前提に開発されたため、小型機ながらエンジンを2基搭載している。定期運航に就く機体としては珍しく、ターボプロップエンジンではなくレシプロエンジンを搭載している。
 世界各国で使用されており、愛称の通り、離島へのコミューター路線を中心に活躍している。
 日本では、日本航空グループの琉球エアコミューターが那覇を中心に沖縄地方の離島輸送に使用しているほか、同じく沖縄のでチャーター運航をしているエアードルフィン、新潟と佐渡を結ぶ旭伸航空、調布と伊豆諸島を結んでいる新中央航空でも使用されている。
 以前はオリエンタルエアブリッジ等でも使用されていた。

●ギャラリー

 琉球エアコミューターのBN2。
 那覇を中心に沖縄地方の離島路線を担当している。ちなみにBN2で運航される路線は、JALのマイレージプログラムであるJALマイレージバンクの、積算対象外路線になっている。
(写真:那覇空港/撮影:デューク)

 新中央航空のBN2。
 調布〜大島線の主力として活躍していたが、2006年12月よりより大型のドルニエDo228でも運航を開始するため、去就が注目されている。
(写真:大島空港/撮影:デューク)

 エアードルフィンのBN2。
 沖縄のチャーター運航会社のエアードルフィンもBN2を使用する。・・・が、機体の塗装が新中央航空のものと同じようにも見えるのだが・・・。
(写真:那覇空港/撮影:デューク)

 旭伸航空のBN2。
 2008年9月をもって撤収を表明している旭伸航空はBN2ユーザ。
(写真:佐渡空港/撮影:デューク)