サーブ340
     Saab 340


日本エアコミューターが運用するSAAB340B。
(写真:伊丹空港/撮影:デューク)

●基本データ・就航区間
登場年:1983年
(国内)使用航空会社:日本航空グループ
(国内)就航路線:伊丹〜コウノトリ但馬・千歳〜釧路等

●機体の解説
 スウェーデンのサーブ社およびアメリカのフェアチャイルド社が共同開発したターボプロップ旅客機。35名前後の定員となっており、コミューター路線での使用に最適の機材となっている。
 滑走路の長さが不十分な空港でも運用可能なように離着陸に必要な距離が大変短いのが特徴である。
 1983年の初飛行後、10年以上にわたって量産されたため、途中からフロペラの大きさを大きくしたり、エンジンの出力も増大させるなど、細かい仕様の変更により、いくつかのバージョンが存在する。
 日本では日本航空グループのコミューター路線を担当している日本エアコミューターと北海道エアシステムが使用しており、短距離のローカル線を中心に活躍している。

●ギャラリー

 日本エアコミューターで使用される機体。西日本地区を中心に運用されている。
(写真:コウノトリ但馬空港/撮影:デューク)

 旧塗装。日本エアシステムの子会社であったことが良くわかる塗装である。
 かなりの機体が新塗装になってしまったが、まだ旧塗装機も活躍している。
(写真:伊丹空港/撮影:デューク)

 北海道エアコミューターのサーブ340。
 基本的には日本航空グループの塗装そのままだが、本来「JAL」のロゴが描かれている部分が「HAC」となっている。
(写真:函館空港/撮影:デューク)

 海上保安庁のサーブ340。
(写真:高知空港/撮影:デューク)


2007/02/14更新(2006/08/01初版)