急行【いよ】


四国各地で運転されていたキハ58系急行の1つ。ヘッドマークのラインカラーは「青」。
(写真:予讃線 高松駅/撮影:ひょん君)

●基本データ

登場年:1956(昭和31)年 
運転区間:高松〜松山
元使用車種:キハ55系、キハ58系など

●列車の解説

 1956(昭和31)年11月19日に客車による不定期準急「いよ」(高松桟橋〜宇和島)として誕生したのがルーツ。翌年3月20日より定期列車となり、1960(昭和35)年2月15日からは、キハ55系気動車による急行「やしま」(高松〜松山)を統合し、程なく全列車が気動車による運転に切り替わった。

 1963(昭和38)年2月1日改正からは、四国各地の準急列車の愛称を整理し、「いよ」は高松〜松山間の運転に統一し、高松〜宇和島間の列車は「うわじま」にとした。ちなみにこの際、なぜか「いよ」と同じ高松〜松山間に準急「えひめ」が誕生しているが、1965(昭和40)年10月1日改正で「いよ」に吸収された。

 そして、1968(昭和43)年10月1日改正で急行列車化。その後は特急「しおかぜ」の運転本数拡大により、1986(昭和61)年11月1日改正では下り5本、上り3本廃止されて一気に1往復に縮小するも、1988(昭和63)年4月10日改正で瀬戸大橋線が開業すると、「いよ」は2往復に再び拡大。

 しかし1989(平成元)年7月22日改正で、廃止されてしまった。

●ギャラリー


2008年11月2日にリバイバル運転された急行「いよ」
(写真:予讃線 松山駅/撮影:裏辺金好)

2008年11月2日にリバイバル運転された急行「いよ」
(写真:予讃線 松山駅/撮影:裏辺金好)

2008年11月2日にリバイバル運転された急行「いよ」
(写真:予讃線 松山駅/撮影:裏辺金好)

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