特急【ドリームつばめ】


九州内で完結する貴重な夜行列車だったのだが・・・
(写真:博多駅/撮影:デューク)

●基本データ

登場年:平成5年(1993年)
運転区間:博多〜西鹿児島
使用車種:783系・787系

●列車の解説

 九州管内の夜行列車は従来急行列車が充当されており、鹿児島本線回りの「かいもん」と日豊本線経由の「日南」があった。しかし、車両の老朽化とともに両列車とも特急へ格上げされることとなったが、その際に鹿児島本線系統の列車として登場したのが「ドリームつばめ」だった。
 「ドリームつばめ」はその名の通り、特急「つばめ」の充当車両である787系を使用しており、快適な車内設備が好評を博した。もっともビュッフェは非営業ではあったが。
 平成7年から8年にかけて一時的に783系に置き換えられた時期もあるが、ほとんどを787系で運転されてきたが、平成16年に九州新幹線が開業すると八代〜川内間がJRから分離されたため、「ドリームつばめ」もあえなく廃止となった。なお、博多から熊本まで区間については一定の需要があったため、ほぼ同じダイヤで「有明」として存続した。

●ギャラリー


 「ドリームつばめ」の方向幕。列車名と行先、車内設備に関する案内と二つの方向幕が使用されている。列車名もそうだが、西鹿児島と言う文字も今となっては懐かしい。
(写真:博多駅/撮影:デューク)  

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